フランク・オーシャンが着て話題となったスローガンTシャツのクリエイター集団

ケイラ・ロビンソンを大統領に!

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sep 7 2017, 6:54am

「WHY BE RACIST, SEXIST, HOMOPHOBIC OR TRANSPHOBIC WHEN YOU COULD JUST BE QUIET?(なぜレイシスト、性差別主義者、同性愛嫌悪、トランスフォビアになるの? 黙っててもらってもいい?)」

これはフランク・オーシャンがパノラマ・フェスティバルの出演時に着ていたTシャツに書かれていたメッセージだ。「黙って○○しろ(Shut up and ___)」と書かれたTシャツが流行して久しいが、そんななかでもフランク・オーシャンのTシャツに書かれたメッセージは際立って力強く響く。トランスジェンダーの人々が米軍で働くことを禁じ、中絶手術から避妊薬の処方、性病治療までを幅広く行なう医療サービスNGO団体<プランド・ペアレントフッド>への予算を見送るなど、ドナルド・トランプが大統領に就任してからというもの、アメリカの政治情勢は不安要素だらけだ。だから、現在もっとも影響力を持つミュージシャンが自身の立場を利用して、この政治・社会情勢の腐敗に挑んでいることは、希望をもたらしてくれる(フランク・オーシャンを知っていれば、驚くべきほどでもないかもしれないが)。

さらにわたしたちに希望をもたらしてくれる事実がある。今回フランク・オーシャンが着用したTシャツは、「型にはまった言葉の羅列ではとても説明がつかない」バイセクシャルを自認する18歳のアフリカ系/ラテン系女性によって作られたものなのだ。彼女の名前はケイラ・ロビンソン(Kayla Robinson)。彼女のオンライン・ショップ<Green Box Shop>は、時代錯誤の甚だしい"メイク・アメリカ・グレート・アゲイン"キャップよりもよほどアメリカを偉大にしてくれるであろう、賢くウィットに富んだ政治色の強いTシャツを多く販売している(完売しているものも多い)。まさに宝箱といった様相のショップには、他にも

  • "Roses are red, doritos are savory, the U.S. prison system is legalized slavery.(バラは赤く ドリトスは美味そうだけど アメリカの刑務所は合法化された奴隷制度)"
  • "If fertilized eggs are "people" and refugees aren't, we have a problem.(受精卵は「人間」とみなすのに、移民をそうみなさないのなら、問題がある)"
  • "Be a slut, do whatever you want!(尻軽になって、好きに生きよう!)"
  • "Mental illnesses are not adjectives.(精神疾患は形容詞じゃない)"

そしてまだまだほかにも素晴らしいメッセージTがあるので、ぜひともチェックしてみてほしい。 「わたしが信じる正義を訴えたTシャツ、ひとの心に訴えかけるTシャツが、これまでネットで見つからなかった。だから自分で作ることにした。そこで得た収益は、わたしのヨガ講師資格取得(そしてゆくゆくは都市農業計画実現)のために使います」と、ケイラはオンライン・ショプに書いている。「2016年5月、母と暮らしていた古い小さなアパート」で始めたこのショップだが、現在では以下の職員を雇うまでに成長しているそうだ。

  • アニー:「自然をなによりも愛し、地球を守ることに人生を捧げている」クールなカスタマーサービス部長
  • ヤシャー:「頭が良く洞察力に優れ」ていて、「とにかく物事をやりこなし」てくれるマネージャー。「ちょっと生意気」で「この会社で働くには可愛すぎる」そうだ。
  • 仔犬:「最高の職員」
  • 「アニメ三昧で3匹のネコと暮らしている」SNS部門のマネージャー
  • そして、トランプ政権陣営をもってしても敵わないほどの品位を持った素晴らしい職員がほかにも

ここで提案。いっそのこと、トランプに代わって彼女たちに政権を任せてみたらどうだろう?

Credits


Text Georgie Wright

Translation