『ムーンライト』に続くバリー・ジェンキンスの新作から最初の予告編が公開

『ビール・ストリートに口あらば』は、ジェイムズ・ボールドウィンによる70年代のハーレムを舞台にした同名の著書を映画化したラブストーリーだ。

by Hannah Ongley; translated by Yuichi Asami
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aug 7 2018, 6:35am

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ハッピー・バースデー、ジェイムズ・ボールドウィン! 生きていれば8月2日に94歳を迎えていた作家による一冊を探しているなら、『ビール・ストリートに口あらば』は間違いなく傑作の一つだ。現在『ムーンライト』を手がけたバリー・ジェンキンスが同作に基づいた映画を撮影中だが、ついに最初の予告編が公開された。

主役のクレメンタイン・“ティッシュ”・リヴァーズとアロンゾ・“ファニー”・ハントを演じるのは、キキ・レインとステファン・ジェームスだ。70年代のハーレムに暮らす2人の恋人たち、19歳のティッシュがファニーの子供を身籠った。しかしファニーは人種差別主義者の警官によって身に覚えのない強姦の容疑で逮捕されてしまい、ティッシュはファニーの無実を証明するために奔走することになる。

ジェンキンスがボールドウィンのファンであることはさほど意外なことではない。事実、ジェンキンスは映画化の権利を取得するより以前からこの物語の映画化に取り組んでおり、昨年の『GQ』誌のインタビューでは、ボールドウィンの原作はこれまでに一度しか映画化されていないと語っていた。その後ボールドウィンの遺産管理団体がジェンキンスに『ビール・ストリートに口あらば』を映画化する権利を付与したことも驚くべきことではないだろうが、ようやくジェンキンスはその情熱を映画館に持ち込めることになったのである。

ひとりで『ビール・ストリートに口あらば』の映画化に取り組んでいたジェンキンスも、最終的には撮影監督のジェイムス・ラクストンをはじめ『ムーンライト』で仕事をしたクルーたちを呼び寄せ、ラクストンは本作にも同様に優美な色彩を加える手助けをしている。

映画版『ビール・ストリートに口あらば』は、2019年1月の公開が予定されている。

This article originally appeared on i-D US.