ニーナ・クラヴィッツ率いるтрипレーベルのジャパンツアー

才色兼備な女性DJと期待の新星、いまエレクトロニック・ミュージック・シーンを牽引する注目レーベルの2トップが来日中だ。今年のベストパーティー候補は必至のショーケース、その熱気を肌で感じてみよう。

by Yuuji Ozeki
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25 November 2016, 1:50am

Photo Paola Kudacki

世界No.1女性DJとの呼び声も高い、ニーナ・クラヴィッツ(NINA KRAVIZ)が約1年ぶりに来日し、只今ツアーの真っ最中だ。今回は自身主宰のレーベル<トリップ(трип)>から若き才能ビヤルキ(BJARKI)を従え、国内の3都市3会場でパフォーマンスを行っている。ツアースケジュールは11/22(火)@岡山 YEBISU YA PRO、11/25(金)@大阪 CREATIVE CENTER OSAKA(名村造船所跡地)、そして最終日の11/26(土)には新木場のageHaに初登場する。

ロシア出身のニーナ・クラヴィッツは、2014年に世界最大のダンスミュージック配信サイトBeatportが選ぶ「DJ ・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、日本でも国内最大級のクラブ系ポータルサイトClubberiaの「アーティスト・アワード」において2年連続(2014/2015)第1位を獲得した。また「パーティ・アワード」では、昨年日本で開催された約15,000にもおよぶイベントのうち、年間ベストパーティの1位、2位を独占。さらにツアーのタイトルにもなっている、2014年12月にローンチした自身のレーベル<トリップ>は、世界有数のダンスミュージックメディアMixmagで「ベスト・レコード・レーベル 2015」に輝いた。2015年には、<トリップ>からのリリース作を含んだキャリア初となるオフィシャルミックスCDを!K7のヒットシリーズ『DJ-Kicks』からリリースして異例の好セールスを記録。来月12/9(金)には名門 Fabricのミックスシリーズから新作『Fabric 91』をリリース予定と、いま最も勢いのあるDJのひとりと言っても過言ではないだろう。

アイスランド出身のアーティスト、ビヤルキは、2015年を代表するテクノトラックとなった「I Wanna Go Bang」をはじめ、今年は3枚のアルバムを<トリップ>から連続リリースするなど、同レーベルの中核を担う存在だ。パワフルなダンスフロアトラックで知られる彼は、今年6月に『Б』、9月に『Lefhanded Fuqs』、そして10月には『Æ』というLP三部作をリリースした。アシッディーでトリッピーなフロア直結のミニマルからサンプルベースのトラック、エクスペリメンタルなサウンドなど、彼の持ち味であるジャンルレスでバラエティに富んだ作風が遺憾なく発揮されている。

この2人は先月から<トリップ>ワールドショーケースツアーを行っており、アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランドを周り、現在はツアー最終地の日本を訪れている。25日(金)の大阪公演では、写真家で映画監督の蜷川実花と一夜限りのアーティスティックなコラボレーションが実現。このコラボは、今回のイベントに合わせて蜷川が撮影したストリートスナップをDJプレイに合わせてフォトマッピングするというもの。サウンドに合わせて写真が変化する様は、視覚による新感覚DJとも言える。26日(土)の東京公演では、自身のレーベル<ARPA records>とレーベルショーケース<ARPA showcase at WOMB>を主宰するたかわらтрипで唯一の日本人アーティストとして活動する DJ SODEYAMAの参戦も決定した。今回、ビヤルキは初来日LIVEを披露するほか、本ツアーおよび各公演のイラストは、レーベル作品はもちろん、世界中の<トリップ>パーティのアートワークも手がけているTomboが描き下ろしたオリジナル作品を用いるなど、周辺情報も盛り沢山だ。

DJとしてレーベルオーナーとして、またスタイルアイコンとしても世界のエレクトロニックミュージックシーンの頂点を極めたニーナ・クラヴィッツと、現行テクノシーン最注目株のビヤルキ。この2人が奏でる熱狂の宴は、ここ日本でもディープでスタイリッシュなものとなることだろう。

трип JAPAN TOUR 2016
出演:
NINA KRAVIZ
BJARKI
and more
日程/会場:
11/25(金)@CREATIVE CENTER OSAKA
11/26(土)@ageHa
*Artist promoted & Tour coordinated by HITOMI Productions

Credits


Text Yuuji Ozeki

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