セレブカップルのアイコニックなファッション7選

ジェニファー・ロペスとベン・アフレックの結婚を記念して、世間を賑わせてきたカップルたちの印象的なルックを振り返る。

by Roisin Lanigan; translated by Nozomi Otaki
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03 August 2022, 3:00am

誰もが知っているように、安定した恋愛関係には、ひとつ(にして唯一)のメリットがある。それは二日酔いでサザエさん症候群に蝕まれているときに八つ当たりする相手がいることでも、人恋しいときにマッチングアプリの地雷原を回避できることでも、いつの日かスズメの涙ほどの共有財産を持てる可能性を夢見られることでもない(この不況の時代には夢のまた夢だ)。その合法的に楽しめる一番のメリットといえば、一緒にオシャレをしてカップルファッション写真を撮れることだ。

しかし、もちろん誰もがプロみたいになれる訳ではない。我々のような普通の人間がパートナーとペアルックに挑戦するときには、理想とするシックでインスタ映えするロマンチックなお揃いコーデには遠く及ばない可能性が高い。しかしセレブは、それを成功させる方法を熟知している。カップルファッションを通して恋愛生活を商品化し、家庭的、性的に満ち足りていることを宣伝する達人だ。それを証明する7組のカップルを、以下で紹介する。

1. ベニファー(ベン・アフレック&ジェニファー・ロペス)

初めての出会いから20年、ベン・アフレックとジェニファー・ロペスは今年7月半ば、ついに結ばれた。愛の奇跡(と波長が合う元恋人の力)を信じてみてもいいかもしれない、と思わせてくれる出来事だ。ジェイロはInstagramのストーリーで愛の言葉まで共有している。なんてキュートなのだろう! しかし、私たちがこの復縁に最もワクワクした理由は、ベニファーが全盛期に真のパワーカップルルックを見せてくれたことだ。ジェイロの2着のウェディングドレスと、それと揃いのベンの純白のタキシードはもちろん素敵だが、ジェイロの初期のヒットソングを振り返れば、真にアイコニックなルックが目白押しだ。このタブロイド紙の常連カップルは美しいドレスや粋なプロム風スーツで何度もレッドカーペットに君臨したが、ベストルックはもっとカジュアルなスタイルだろう。タイトな白のタンクトップ、ベルボトムパンツ、チャンキーヒールのジェイロ、そして白やクリーム色の少しくたびれたキャップを斜めにかぶったベンだ。なかでも最もアイコニックなのは、2002年のヒット曲「Jenny from the Block」のMVに登場するふたりだろう。ホットピンクのストリングビキニでヨットの甲板に寝そべるジェイロと、彼女のお尻にキスをする迷彩柄パンツに白のタンクトップのベン。2002年のエネルギーが最高潮に達した瞬間だ。

Britney Spears & Justin Timberlake of NSYNC at the Shrine Auditorium in Los Angeles, CA
Photo by Jeffrey Mayer/WireImage

2. ブリトニー&ジャスティンのダブルデニム

ブリトニー・スピアーズと当時はまだ知名度の低かった元恋人のジャスティン・ティンバーレイクがデニムオンデニムを再発見してから今年で20年だなんて信じられるだろうか。私たちも信じられない。しかし、ブリトニーがストラップレスのロングデニムドレスにダイヤモンドのチョーカー、低めのチェーンベルト、きらめくブレスレットを組み合わせて、ついにデニムをフォーマル化したのは、2001年のアメリカン・ミュージック・アワードだった。さらに、昔も今も寛大なクイーンであるブリトニーは、デニムタキシード、サングラス、カウボーイハットの彼氏を同伴した。ハロウィンコスチュームとしても人気の高いこのルックは、愛とは誰かを自分のレベルまで押し上げ、美しさと成功を共有することである、ということを証明している。ジャスティン、あなたもいつかそこに到達できるはず。

3. ショーン・メンデス&カミラ・カベロ

最高のファッションチョイスとは、〈ジーンズといい感じのトップス〉以上に偉大なメッセージを伝えるものだ。例えば、ショーン・メンデスとカミラ・カベロのパパラッチ写真の数々。カジュアルなトレーニングウェア、オーバーサイズのタイダイジャンパー、Uber運転手みたいなタラタラ歩き、空っぽのコーヒーカップといったミスマッチな組み合わせから察するに、これらは待ち構えるフォトグラファーに向けたパフォーマンスアートだったのだろう。いわばダダイズムの実践だ。このカップルは自らの知名度を逆手に取り、私たちがセレブに課すハイカルチャー的価値観に挑んでいた。ふたりが選ぶ服は、レッドカーペットのオートクチュールの世界からかけ離れていて、セレブカップルのイメージを覆すと同時に、私たちがパンデミック中に選ばざるを得なかった、コロナ禍にふさわしいシックな在宅スタイルへの注目を集めた。まさに革新的なパフォーマンスアートだ。もしくは、ただ単にパパラッチにカップル写真を売り込んでいただけかもしれない。本当のところは誰にもわからない。

4. ブラッド&ジェニファー(それからグウェンも!)

皆さんもご存知の通り、ブラッド・ピットはその時交際している女性とのカップルコーデが大好きだ。アンジェリーナと交際していたときはオールブラックに、くしゃくしゃのロングヘア。グウィネス・パルトロウと一緒のときは、いかにもコネティカットらしいシックなパステルカラーに、短いセンター分けの前髪。そして相手がジェニファー・アニストンの場合は、90年代黄金期のミニマリズムだ。それを象徴するのが、1998年1月に同棲を始めたふたりを捉えたこのパパラッチ写真。ジェンはオレンジのカーゴパンツに黒のタンクトップを合わせ、ブラッドは補色のカーキにシンプルなグレーのTシャツという、アニメ『スクービー・ドゥー』のシャギーのような出で立ち。こんなに不意打ちな写真でも、ふたりは90年代の必須アイテム、『マトリックス』風の小さなサングラスを忘れていない。ああ、懐かしい!

Jennifer Lopez and Sean
Photo by Jeff Kravitz/FilmMagic, Inc

5. ジェイロ&P・ディディ

アレックス・ロドリゲスやベン・アフレックと噂になる前、ジェニファーはP・ディディ/ショーン・コムズと世紀の変わり目を共にした。2年の交際期間で、ふたりは2000年代のMVからそのまま抜け出してきたかのようなレッドカーペットルックを数え切れないほど披露した。ジェイロがアイコニックなVersaceのグリーンのドレスを着用した2000年のグラミー賞授賞式にも、ふたりで一緒に出席している。ディディはのちに、これを特に気に入っているスタイルのひとつだと明かしている。「僕たちはとにかく努力していたんだ」と彼はテレビ番組『Entertainment Tonight』で語った。このルックがカルチャーに大きな影響を与えることになるとは、ふたりとも想像もしていなかったという。「彼女にとっては素晴らしい瞬間だった。それにふさわしいひとだよ」これこそみんな大好きな、健全で協力的な元パートナーだ。

Pamela Anderson and Tommy Lee at the MTV VMAs 1999
PHOTO BY EVAN AGOSTINI/LIAISON

6. トミー・リー&パメラ・アンダーソン

人生で最も素晴らしいもの(ワイン、チーズ、レザーのアイテム)は、年とともに味わいが増していくものだ。トミー・リーとパメラ・アンダーソンのファッションチョイスも、まさにそのひとつだ。このカップルを題材にした、セバスチャン・スタン、リリー・ジェームズ、セス・ローゲン出演のドラマ『パム&トミー』から、トミーのシグネチャーである跳ね上げアイラインに黒のレザーパンツを身にまとったセバスチャンや、パムのアイコニックなレザーベストを着たリリーの写真が公開されるやいなや、インターネットは熱狂の渦に巻き込まれた。当時はあまり評価されなかったものの、1995年から1998年まで交際していたMÖTLEY CRÜEのドラマーと『ベイウォッチ』のスターのカップルは、ようやくそのスタイルの真価を認められた。当然の結果だろう。

7. ヴィクトリア&ベッカム

英国君主制を完全に廃止し、この1枚の写真を崇めよう。私が言いたいことはそれだけだ。

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