私の心のためのスポーツ:Sakuraにとってのヨガとは、ダンスとは?

モデル活動を中心に幅広く活躍し、ダンサー、ヨガインストラクターとしての顔も持つSakura。女性史月間である3月、彼女との対話の中で、スポーツの再定義、そして彼女の笑顔の源について考えた。

by Saori Ohara
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28 March 2022, 3:00am

スポーツとは何だろう? 最後に運動をしたのはいつだろう? 慌ただしい日々の中、身体を動かすことの優先順位は低くなってしまいがちかもしれない。しかしスポーツとは、そんなに難しいコトじゃない。

Nike はこの 50 年、アスリートのためにイノベーションを提供し続け、パーパスを持っ てスポーツを進化させてきた。そして、スポーツは競技種目だけでなく、ダンスやヨガ を含め、身体を動かすこと全てにつながる喜びや創造性に関わるものだと考え、スポー ツを楽しむ世界中の女性たちを応援している。Sakura のライフストーリーを通じて、 新しいスポーツとの向き合い方が見えてくるかもしれない。Sakuraは友達とよくヨガをしに訪れるという自宅近くの公園で、終始笑顔を湛えながら話してくれた。

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── 今はモデル活動が中心ということですが、自分のキャリアに最も影響を与えた女性はいますか?

特定のこの人!というのは正直ないんですが、もともとレゲエダンサーなので、表現者としての自分には、Rihannaとかいろんなアーティストへの憧れが影響していると思います。自分の表現で生活をしているってすごくかっこいいし、自分もそうありたいなと思うので。

── 実際Sakuraさんもモデルをしたり映像コンテンツに出演したり、自分の表現で生活していますよね。

そうなんです!だからホントありがたいし最高って感じ。今の仕事で辛いとか苦しいって思ったことが全然ないんです。人に会うのがすごく好きだし、現場によって求められることが毎回違うのも楽しい。そしてその期待に応えられた時がすっごく嬉しいんです。

── その陽気でポジティブなSakuraさんはどこで形成されたんでしょう?海外で過ごした幼少期が影響しているの?

どうなんだろう?私、小さいときはめちゃ内気だったと思います。

── 逆に?(笑)

そう。明るさは日本に来て爆発しました(笑)。父が昔、青年海外協力隊でいろんな国に行っていて、タンザニア出身の母が私を産んだのはボリビアなんですが、幼稚園はインドネシア、小学4年生まではチリにいました。その間ずっと日本人学校だったんですけど、私以外に褐色の肌の子がいなかったから仲間はずれにされたり。ちっちゃい頃の方が、そういうの残酷じゃないですか。だから内気だったんだと思います。でもオーストラリアやイースター島はじめ、親にいろんな場所に連れて行ってもらえたのはすごく良かったです。日本の中学校は、はじめは敬語が使えなくて大変だったけど、明るい性格にはなってましたね。

── 日本と海外の女性について考えると、社会での活躍の仕方や扱われ方は違うと思いますか?打ち壊したい女性のステレオタイプはある?

日本では特に結婚や出産について、女性の方が未だに年齢でジャッジされますよね。男の人は特定の年頃だっていうだけで「そろそろ結婚しなよ」みたいなこと言われないのに。その発想はナンセンスだと思うし壊していきたいです。海外は正直よくわからないけど、ジャマイカとタンザニアにいった時、貧しい所や一部の地域では男の人はあんまり何もしない感じだけど、女の人は職に就いていても家庭にいても、すごくよく働くなって印象がありました。それと日本での、女の子の肌の露出に対する偏見にも抵抗したいですね。ファッションで女性が女性であることを楽しんでいるだけだから、私は気にせずガンガン好きなものを着ちゃいます。

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── ダンスやヨガを始めたのはいつ頃ですか?

ダンスは16歳です。昔、母がよく聞いていたBob Marleyのアルバムでレゲエを知って、そこからアフロビート、ダンスホールを知っていくうちに、レゲエダンスをしている女の子たちって可愛い!私もやりたい!って。それからダンスのショーケースに出るようになって、ずっと地元の静岡でダンサーをしていたんですけど、22歳の時に環境を変えたくて東京に引っ越しました。東京に来てからは、Off-Whiteのスタッフを経て、今の仕事をしています。ヨガを本格的に学び始めたのは2年くらい前ですね。通っていたダンススタジオにヨガのクラスもあったので時々やっていたんですが、2年前、コロナで世の中が混沌としていた時に、すごくストレスフルだったのがきっかけです。もともと瞑想やヨガの哲学にすごく興味があったので、この機会にちゃんと自分に向き合いたいと思って、全米ヨガアライアンスの資格を取りました。

── Sakuraさんの中でのダンスとヨガの違いは何ですか?

ダンスは、エネルギーを湧き上がらせて発散するイメージですね。逆にヨガは、パワーが内側に向いているイメージ。でもヨガもダンスも、私の心のために体を動かすことっていうのは同じです。スポーツとメンタルはマジで繋がってると思う。ヨガの語源はユジュっていう、心と体をつなげる行為なんですけど、ヨガで瞑想をする事で、足りないものを外に求めるんじゃなく、自分の中に本来あるものに気づいて取り戻す感じです。

── どちらも自分の心のバランスや安定のためにやっているということですね。確かにそう考えれば、スポーツをするのはハードルが高いことじゃなく、むしろ、ハッピーでいるためにやっていたいことですね。

そう思います!ダンスもヨガも、終わったらすごくスッキリするし、私たちって常に思考しているけど、ダンスやヨガをしている間はその一瞬一瞬に集中できるから、余計な思考をしなくて良いというか。それと、習慣化は大事だと思うので、続けるために気分に任せるっていうのもコツだと思います。毎回完璧にしようとしなくていいし、ヨガだったら、今日は座って瞑想するだけにしよう、今日はしっかり動こう、っていう日があっていいと思います。どんなスポーツも無理してやる事じゃないし、初めはユルいバイブスでとりあえずやってみる、でいいと思います。向き不向きもあるし。私は、見た目は球技とか上手そうって言われるけど全然向いてないから(笑)。

── (笑)では今後、Sakuraさんが自分らしさを表現するために続けていきたいことは?

前向きな選択を続けることです。私は「Sakuraに会うと元気になる」って言ってもらえることが生きがいで、人と会うのがすごく好き。だから、自分の仕事や表現を通して周りにポジティブなモノを届けたいです。誰かの心が晴れるように。それと、今年から始めたヨガのインストラクターも、自分がインプットした情報をアウトプットしたくて教え始めたんですが、自分でするヨガと人に教えるのはまったく別物だなと思いました。私のクラスは仕事帰りの女性が多いんですが、そこに来てくれる人たちと何ができるかも楽しみだし、伝える力が大事なのは他の分野にもつながると思うので、教える側としてマイペースに学び続けたいです。

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**STARRING
**Sakura

**CREDITS
**Photographer Satomi Yamauchi
Stylist Hiromi Toki
Stylist Assistant Hana Moriwaki
Hair & Make-up Artist Risako Yamamoto
Text Saori Ohara

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