4月から保育園に入る予定だった子供といまはずっと一緒に過ごしています(横澤琴葉)

デザイナー横澤琴葉「今まで”無駄だなあ”と思っていたことは間違いじゃなかった」【離れても連帯Q&A】

自宅隔離になって以降、毎日インスタで私物スタイリングを投稿しているkotohayokozawa​のデザイナー​、横澤琴葉。それは単なる気分転換だけではなく、自分の調子を知るための術でもあった。〈離れても連帯〉シリーズ第25弾。

by Kotoha Yokozawa and Sogo Hiraiwa
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24 April 2020, 9:35am

4月から保育園に入る予定だった子供といまはずっと一緒に過ごしています(横澤琴葉)

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によって、日本ではいま、多くの文化施設が休業を強いられ、感染防止対策として、あるいは政府による“自粛の要請”によって。また「ステイ・ホーム」や「ソーシャル・ディスタンシング(距離をとること)」が求められ、人と人とのコミュニケーションはいまだかつてなく制限されています。

こうした中でわたしたちには何ができるのでしょうか。文化を維持するために、好きな人や場所を守るためには何が? 離ればなれであっても連帯するには? この"非日常"を忘れないためには? さまざまなジャンルの第一線で活躍している方々にアンケートを実施し、そのヒントを探ります。

今回はkotohayokozawaのデザイナー、横澤琴葉が登場。

離れても連帯, KEEP-DISTANCE-IN-SOLODARITY


──新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、今あなたが属している業界や産業はどんな打撃を受けていますか? 応援・支援するにはわたしたちに何ができるでしょう?

横澤:まず、卸先であるセレクトショップがほぼ全店閉まっている状態です。商品の購入方法は各店舗のECからのみとなっています。ファッションに限らないことですが、実店舗でもネット上でもお店ごとの雰囲気やセレクトは異なりそれぞれのカラーがあります。1点ごとにバイヤーさんやスタッフさんの愛情がこもっています。例えば、欲しい服があって、取り扱い店舗を順番に調べていって見つかったら買う、ということではなく、「このお店を、このスタッフさんたちを応援したい!」と思える場所で購入してほしいです。同じように、我々も数あるブランドの中から「このブランドを支持したい」と思っていただけるブランドになっていかねばと痛感している日々です。

──自宅待機以降に新しく始めたこと、もしくはポジティブな影響・変化がありますか?

横澤:3月末ごろから毎朝、私物のスタイリングをストーリーにあげています。その服装で1日を過ごすわけではなく、その一瞬だけお気に入りの服装をしています。靴もちゃんと選んで履きます。毎日その日の気分でスタイリングをするので「今日は落ちてるなー」とか「調子いいなー」とか自分で気づくことができるし、とても気分転換になります。こんな状況でもファッションに助けられています。

──コロナのビフォー/アフターで、変化した自分の考え方や、社会への認識があれば教えてください。

横澤:自分にとっての本質的な幸せとは一体なんなのかをちゃんと知っている人は、これから世界がどんな状況になっても強く生きていけると思います。あと、今まで「無駄だなあ」とか「めんどくさいなあ」って思っていたことはあながち間違いじゃなかったんだなと思います。(たくさんの書類とか謎の商談とか)本当に必要な自分がやるべき仕事って、時間でいったらすごく少ない。

──自宅隔離中の人に試してほしい、オススメの行動やコンテンツを教えてください。

横澤:家から出なくてもたまには好きな服を着てみるとあがります。あと、テレビを見るのが大好きなのですが、Huluで電波少年が観れることに感動しました。

──自分の今の気持ち・気分を音楽で表すとしたら?

横澤:宇多田ヒカル/あなた

──2020年2月の自分に伝えたい・教えてあげたいことは?

横澤:前髪は短めに切っておいたほうがいいよ。

──コロナ禍で人間の「良い面」も「悪い面」も浮き彫りになりました。あなたが見聞きしたなかで、忘れたくないと思う、印象的な出来事やエピソードがあれば教えてください。

横澤:各国で行われている、決まった時間に医療従事者の方々にする拍手。日本もやるべきだし、今後もずっとあればいいと思う。毎日すべての人と自分に向けて拍手をするだけで否定的な気持ちとかが薄れると思う。

──コロナ禍が落ち着いた後、日本の社会にはどう変わっていってほしいですか?

横澤:何事も受け身ではなく、自分自身で何かを生み出したり、意思表示することのハードルがもっと下がってほしい。そして、それらを受け入れ、評価する土壌が広がっていってほしい。

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