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孤独は1日15本の喫煙に匹敵する健康被害をもたらす

どの世代よりも孤独なZ世代。その原因はSNSではない。

by Jack Sunnucks; translated by Ai Nakayama
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08 January 2019, 3:53am

Screenshot via Youtube

陰鬱とする(が、さして驚きもしない)ニュースだ。2018年5月に発表された米国人2万人を対象とした研究調査によると、今の若者は、上の世代よりもかなり強い孤独を感じているようだ。18~22歳のZ世代の孤独スコアは48で最高(72歳以上の世代の孤独スコアは39程度)。さらに孤独は、1日15本のタバコの喫煙に匹敵する健康被害をもたらすという衝撃的な事実が判明した。肥満よりも危険なのだ。

医療保険会社Cignaが実施したこの研究では、様々な興味深い事実が明らかになった。「孤独なんていったいどうやって数値化するの?」なんていう声も聞こえてくるが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)が〈孤独基準(Loneliness Scale)〉と名付けた指標をもとに算出している。この研究では、SNSの利用度が最高レベルの若者と、SNSをほぼ使用していない若者の孤独レベルが同じだということも判明している。CignaのCEO、デヴィッド・コルダーニは「意義深い社会的交流」が人びとの気分を向上させる、と説明したが、誰かとDMのやり取りをしたり、ミームを見たり、といった行為は「意義深い社会的交流」に含まれないようだ。

72歳以上の世代だと、90%以上が「他人と調和している」と感じているいっぽう、Z世代の半数以上が、孤独と関連する11の感情のうち10の項目に該当すると答えていた。

孤独はストレスをもたらす。そしてストレスは慢性炎症につながる。それは、1日15本のタバコ並みに危険だ。しかしありがたいことに、この研究は孤独の軽減方法を教えてくれている。よく寝て、家族と過ごし、運動して、働き過ぎないこと。簡単だ。しかし、言うは易く行うは難し。この研究ではSNSが鬱の原因になる、という結果は出ていないが、結局のところ、スマホから離れることが孤独の軽減につながる。おじいちゃん世代はメッセージの送りかたなんて知らないけど、ストレスで死ぬ可能性も低いんだから。

This article originally appeared on i-D US.