Advertisement

思想家たちはファッションをどう語ったか? 『ファッションと哲学』刊行

ミシェル・フーコーからジャック・デリダ、ジュディス・バトラーまで。16人の思想家が語るファッション論を集めた、画期的な一冊が誕生。

by MAKOTO KIKUCHI
|
11 January 2019, 8:52am

昨年12月15日に『ファッションと哲学 16人の思想家から学ぶファッション論入門』がフィルムアート社に刊行された。

アイデンティティ、ジェンダー、美学、モダニティ、経済、生産と消費を切り口とし、マルクスからベンヤミン、ドゥルーズ、ジュディス・バトラーまで現代思想家16人によるファッション論が網羅的に紹介されている。本書の監修をした蘆田裕史が、あとがきで述べているとおり、日本におけるファッション言説はこれまで鷲田清一の著作に代表されるように身体論がほとんどだった。しかし『ファッションと哲学』では、それだけではない、多様な「ファッションの語り方」が例示されている。ブロガーや雑誌とファッションとの関係性に注目したメディア論から、表象としてのファッションを紐解いていく記号論まで。誰もが当事者であるファッションを考えるためのきっかけが詰まっている。ファッション学生の新しい必読書となりそうだ。

ファッションと哲学 16 人の思想家から学ぶファッション論入門
編者:アニェス・ロカモラ、アネケ・スメリク
監訳:蘆田裕史
仕様:四六判・512 頁
定価:3,000 円(税別)
発売:株式会社フィルムアート社