Advertisement

BED j.w. FORD 17AW ランウェイショーについて考える

ヒカリエのホール・Aを会場にランウェイーショーを行なったBED J.W. FORD。先シーズンに引き続き、ディテールにこだわり、カッティングだけに頼らないルックが登場した。

by Yuuji Ozeki
|
30 March 2017, 7:56am

今シーズンのBED j.w. FORDはブランドのSNSアカウント開設を機に感じた、目まぐるしく変化するシーズントレンドがファッションに於ける表現の自由や個性を返って束縛しているのではないかというところからスタート。デザイナーの山岸は、流行を追いかけることの意義について疑問を呈し、その答えをテーラリングの再構築に求めた。

いかにボタンを使うことなくフロントを留めることができるのかを考え、ボタンの位置を変えたりカシュクール仕立てにアレンジすることで独自のミニマリズムを表現してみせた。また、センターベンツには大胆なスリット入れたり、断ちっぱなしの処理を施すことで上品なカジュアルを提案。ゴージラインの位置やフラップの仕様などディテールの隅々まで徹底的にデザインすることで理想の一着を具現化させている。その分、トレンドを席巻しているグラフィックやオーバーサイズなどに形容されるパッと見のインパクトは感じられない。街に溶け込むような、良い意味で違和感を持たせないテーラードスタイルだ。

Credits


Photography Jus Vun
Text Yuuji Ozeki