小野寺亮の写真展「ZÔTÔKA」が開催:村上虹郎と小林竜樹を撮る

7月18日から渋谷のHot Buttered Clubで、フォトグラファーの小野寺亮の写真展「ZÔTÔKA」が開催される。今作は、村上虹郎と小林竜樹、そして小野寺のビジュアル・ダイアローグでもある。

by Tatsuya Yamaguchi
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18 July 2017, 6:25am

写真家・小野寺亮のポートレート写真展「ZÔTÔKA」が、7月18日から8月5日の会期でHot Buttered Clubで開催される。小野寺は、ファッションフォトやアーティスト写真を手がけるほか、初監督作品である映画『トウメイの壁』(2016)が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017に公式出品されるなど活動の幅を着実に広げている新鋭クリエーターだ。

本展で彼が選んだ被写体は、俳優の村上虹郎と小林竜樹。タイトルの贈答歌は、"ふたり、もしくは複数人が意中を述べ合ってやりとりする歌"という意味。たとえば、互いに共鳴する要素をもつ親友あるいは恋人の間に流れる時間には高揚と沈黙がつきもの(しかもそれが魅力)だが、今作のざらついた質感と自然体のスナップショットのコンポジションからはファインダーを通して対峙したときの親密感と緊張感がどことなく伝わってくる。その真情が、歌ではなく一葉の写真に表れているのだろう。また、村上自身とスタイリストの松田稜平、デザイナーの後藤愼平が制作した手織りのシルク地で仕立てられた衣装が、写真に繊細な奥行きをあたえている。

さらに、写真表現にとらわれない方法論も小野寺の才覚のひとつだろう。干場清裕がクリエイティブディレクションを担当したオリジナルフライヤーが展示会場で限定配布されるのだが、そこに記載されたQRコードを読み取ると、David Ritcheyの澤和敬が制作した、村上虹郎と小林竜樹が詩を独特なトーンで朗読するオリジナル楽曲『ZÔTÔKA』を聞くことができる仕掛けを用意したという。また、ランドスケープを撮った作品が収録された写真集『before sound of pistol』が発売される。

写真展『ZÔTÔKA』
7月18日(火)~8月5日(土)
Hot Buttered Club *ミュージックバーのためワンオーダー制
東京都渋谷区渋谷3丁目1-9 渋谷第三KKビルB1
18:00~26:00 *日曜は24:00まで

Credits


Text by Tatsuya Yamaguchi

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