小松菜奈×菅田将暉:究極の恋愛映画『溺れるナイフ』

累計発行部数170万部をこえる、ジョージ朝倉のベストセラーコミック『溺れるナイフ』を新鋭監督・山戸結希が映画化。映画界で誰よりも少女に寄り添い、その痛みときらめきを映像を通して伝えてきた27歳の監督による“真の少女映画”が遂に完成した。さよなら、壁ドン映画。

by Sogo Hiraiwa
|
04 November 2016, 11:50am

i-Dではこれまでも度々、映画業界(特にハリウッド)においてカメラの裏側で活躍する女性が少ない現状の是非を問い、そのなかで果敢に自分たちの創造性を発揮している女性クリエイターたちを祝福してきた。日本の映画業界はハリウッドほど男性中心的ではないのかもしれない。けれど、ここ数年増えている漫画原作の映画のことを考えてみると、それが少女漫画の映画化だったとしても監督は男性である場合が多いことに気がつく。

そうした状況に新たな風を吹き込んだのが、11月5日(土)から全国で公開される山戸結希監督の『溺れるナイフ』だ。ジョージ朝倉原作の傑作青春漫画を映画化した本作には、『i-D Japan no.2』の誌面を飾った小松菜奈と菅田将暉がダブル主演している。都会からきたティーン誌のモデル・夏芽(小松)が田舎町に転校し、地元の神主一族の跡取り・コウ(菅田)に出会う。惹かれあいながらも互いにぶつかり合ってしまう、エネルギーに満ち溢れた10代の恋愛がこれ以上なく瑞々しく描かれている。

監督の山戸結希は原作『溺れるナイフ』を一番好きな少女漫画として挙げており、今回の映画化は彼女たっての希望だった。『おとぎ話みたい』(2013)や『5つ数えれば君の夢』(2014)で若い女性から絶大な支持を得てきた山戸は、今回の映画制作に関して次のようにコメントしている。「少女映画の古典はこれから作られる」。女性監督が撮る少女映画はこれから増えていくかもしれない。しかし、2016年に山戸結希監督が『溺れるナイフ』を撮ったことを私たちは忘れないだろう。この作品こそ、少女映画の古典なのだから。

『溺れるナイフ』
監督:山戸結希 原作:ジョージ朝倉 『溺れるナイフ』 脚本:井土紀州、山戸結希 製作:依田巽 出演:小松菜奈 菅田将暉 重岡大毅(ジャニーズWEST) 上白石萌音 志磨遼平(ドレスコーズ) 製作年: 2016年 配給:ギャガ 上映時間:111分

Credits


Text Sogo Hiraiwa

Tagged:
Film
Love
nana komatsu
george asakura
masaki suda
oboreru knife
yuuki yamato