レン・ハンのアテネで撮った美しいヌード写真

中国人フォトグラファー、レン・ハンが、新作撮影のために向かった先とは……。

by Emily Manning
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12 May 2016, 2:40am

courtesy of klein sun gallery, (c) ren hang

アレッサンドロ・ミケーレの#GucciGramプロジェクトで彼の作品を見知っている読者も多いだろう。中国人フォトグラファー、レン・ハンの作品は、友人やコラボレーターたちを生まれたままの姿で捉える。遊び心溢れ、シュールで、職場で閲覧するには注意が必要となる写真ばかりだ。北京を拠点として活動するレンは、自国での作品発表がたびたび検閲の対象となってきた。彼のウェブサイトやソーシャルメディアのアカウントは、立ち上げるなり閉鎖される始末。そして開催予定のエキシビションは、中国政府により「性的表現の疑いがある」として開催を禁じられている。この検閲を受け、レンはニューヨークへ渡り、雪降るセントラルパークで下着姿の友人を撮影した写真集『New Love』を制作。そして次なる新たなシリーズ撮影のためギリシャにわたり、『Athens Love』を完成させた。

アテネとアッティカに招聘されていた2015年4月、レンは、ギリシャの花咲く草原、一面のサボテン畑、そして潮がひいた岩場の潮溜りで、彼のトレードマークともいえる"ヌードと自然"のコンセプトを表現した。『New Love』の世界観を形づけていた摩天楼とは対照的な環境で、被写体はみな、解き放たれているように見える。7月、ニューヨークへの旅について話を聞いた際、レンは依然として監視とタブーの圧力について、次のように語っていた。「アメリカでも中国でも、検閲の問題は変わらないよ。セントラルパークで写真を撮っていたときも、いつも警官が現れて撮影をストップするんじゃないかと怯えていたんだから」。

そんなニューヨークに、レンは今、『Athens Love』をトランクに詰め舞い戻った。彼を待つイベントが立て続けに企画されていたのだ。3月24日にクライン・サン・ギャラリーにて個展がオープンし、3月25日にはダッシュウッド・ブックスにてサイン会が開かれた。

日本国内でも書店、オンラインなどで購入可能。

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Credits


Text Emily Manning
Courtesy of Klein Sun Gallery, (c) Ren Hang
Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.

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