Photography Jerry Buttles

VIRGIL NORMAL: ただ者ではないLAのローカルショップ

2015年、N Virgil AveとNormal Aveが交差する場所にローカルショップ<VIRGIL NORMAL>はオープンした。LA在住のCharlie (Staunton)とShirley(Kurata)がローカルのアーティストたちとコラボをしながら作っていったショップは、いまや世界のアーティストたちをも注目するようなショップとなった。

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jun 19 2018, 8:42am

Photography Jerry Buttles

——ヴァージル・ノーマルのブランドセレクトはどのように行っているのですか?

このショップのためのセレクトをするとき優先するのは、クリエイティヴィティ、地域社会への貢献度、そしてブランドの長期的な方向性です。もちろん、独自のビジョンとユニークなスタイルを持つブランドを展開したいですね。本当にクリエイティヴなブランドは自主性があり、他のブランドからトレンドを模倣することに興味を抱いたりしません。私たちがほしいのはオリジナルなものです。同じくらい大切なのは、地域社会への貢献。私たちもショップとして、アーティストとスペースをシェアし、彼らにその才能を示したり、イベントを開催したりする場所を提供しています。カルチャーとアートの一翼を担うことを信条としている私たちにとって、服や音楽は材料のひとつなのです。3番目に、私たちとパートナーを組み、長いあいだともに成長できるブランドを探しています。人に忠実であり続け、ストリートからの信頼を得るというのは、ちょっとパンクっぽい考えですね。

——ヴァージル・ノーマルという名はどうやってつけたのですか?

ヴァージルとノーマルという通りが交差する場所にショップがあるんです。自分たちのショップの方向を示すと同時に、リアルな人の名前のようにも聞こえるというのが気に入りました。私たちにはヴァージルという名の友人がいて、ショップをオープンする以前からずっと、彼のことをヴァージル・ノーマルと呼んでいたんです。つまり、シャーリーと私のあいだの内輪ネタだったわけですね。いったん賃貸契約を結び、ショップを開こうと決めたら、その名にしようと合意するのに2秒しかかかりませんでした。

——今LAで“チェックすべき”ブランドやアーティストといえば?

要チェックなクリエイターといったら、ブランドのBrain Dead、ダンサーでヴァージル・ノーマルのアンバサダーでもあるマト・タリー、サインペインターのザ・シー・チンプ、それからフォトグラファーのジェリー・バトルズですね。カイル・ウンとエド・デイヴィスによるBrain Deadは、私たちの最初の顧客であり、最初の取り扱いブランドのひとつでもあります。この業界最高のグラフィックで知られる彼らは、当初からロサンゼルスのカルチャーシーンにおけるアーティスト共同体で、かつ重要人物でした。カイルはNTSラジオで番組のDJをしているし、チャイナタウンの元スロー・カルチャー・ギャラリーだった彼のオフィスでアートや音楽のイベントも主催しています。

ダンサーであり、ファレル(・ウィリアムズ)のバックダンサーでもあるマト・タリーは、当初からこのショップの友人でした。そのエネルギーで有名な彼女が足を踏み入れるだけで、どんな部屋も明るくなってしまうのです。N.E.R.D.の〈レモン〉のPVやツアーに出演して以降、メット・ガラの振付や、女性の社会的正義を訴えるスポークスパーソンも務めています。熟練のサインペインターであるシー・チンプは、私たちのお気に入りアーティストのひとりです。ファンのためにカスタムペーパーサインを描いたり、彼女がペイントするのに合わせて私たちがバーベキューやダンスをするスペシャルなイベントを主催したりしています。最後のひとりは、将来有望なフォトグラファー、ジェリー・バトルズで決まりでしょう。素晴らしい人格の持ち主で、その熟達した目は、皆が見過ごすようなストリートの宝石をとらえることができるのです。進歩的な雑誌や最高にスタイリッシュなショップに写真を提供しています。

チャーリーより

Virgil Normal
4157 Normal Ave.
Los Angeles, CA
90029
(323) 741-8489