「グリフィンドールに10点!」 ハリー・ポッターにハイファッションをもたらすインスタ

人気の魔女や魔法使いたちにスタイリッシュな衣装を着せる、レイチェル・バーンスタインのアカウント@gryffindior。次に登場するのは名前を言ってはいけないあの人かもしれない。

by Roisin Lanigan; translated by Yuichi Asami
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mar 15 2018, 7:16am

Images via Instagram

児童書は子ども時代のもの、大人になったらそこから卒業しなければと思っている人がいる。大人っぽく、上品でシックなものを受け入れるために。だが、その考え方は間違っている。

『ハリー・ポッター』は、もちろん世代を超えた物語だ。次の誕生日にはホグワーツから入学許可の手紙が届くはず、というささやかな望みを抱いている10歳の子供でも、ファッション関連のInstagramをスクロールし続ける疲弊したミレニアム世代の若者でも楽しめる。もし『ハリー・ポッター』が大人向け(もっと言うならシックな大人向け)だという証拠が必要なら@gryffindiorというInstagramアカウントで見つけることができる。そこではホグワーツの登場人物に、Diorを着させるという斬新な試みが繰り広げられている。

このアカウントは25歳のニューヨーカー、レイチェル・バーンスタインが副業的に、しかし情熱を持って取り組んでいるもの。日中Moda Operandiのアートディレクターとして忙しく働いている彼女は、夜になるとごく普通の超ハリポタ・ファンに戻る。「自分のPhotoshopスキルを上げる必要があって、自分が楽しめるプロジェクトを考えた方がおもしろくやれるとわかっていたので」と彼女はi-Dに語ってくれた。

それからというもの、朝3時にひらめいたというそのアイデアは、フラー・デラクール(レイチェル的には『ハリー・ポッター』の中で一番スタイリッシュ)でさえもうらやむようなクールな衣装満載のフィードというかたちで世に出ることになった。「私は夜に『ハリー・ポッター』を、昼間にファッション誌を読んで育ちました」とレイチェルは話す。「そしてそれは、ファンタジーであるという点でつながっていたのです。『ハリー・ポッター』の登場人物たちは個性が強く複雑なので、細部にまでこだわり抜かれたDiorの服を違和感なく着させることができました」

1ヶ月もしないうちに、彼女はダンブルドアに2017年秋冬のアイコニックなサングラスを、パドマ・パチルに2016年秋冬に発表されたチェリーレッドのジャケットを、ハーマイオニーには2018年春夏からフリンジジャケットを着せてしまったのだ。「マリア・グラツィア・キウリがこのメゾンでしてきたことすべてが、大好きだったんです」。より現代的でマジカルな彼女のデザインについて、レイチェルはそう語った。「彼女が手がけたルックはとても力強くて、ハーマイオニーのような大胆不敵なキャラにぴったりハマるんです。もうすぐ公開するすごい写真があるんですよ。予想もしないような登場人物を使って。もっと親しみのある登場人物を登場させることに、ワクワクしています」

ホグワーツにあるほかの寮についてのアイデアも頭にあるというレイチェル——レイヴンクローにGucci、ハッフルパフにはStella McCartneyの最新作を取り合ってもらい、スリザリンはもちろんSaint Laurent。ゴスルックに身を包んだドラコ・マルフォイの写真こそ、私たちが待ち望んでいるものだ。Diorをまとったデスイーターたちも、格好良さそうではあるけど。

This article originally appeared on i-D UK.