トラヴィス・スコットが語る、コラボレーションから父親としての責任、待望のニューアルバムまで

メディア露出が少ないことで知られるトラヴィスに、友人で映画監督のロバート・ロドリゲスがインタビュー。メキシコでレコーディング中だという最新アルバム『Utopia』からコラボレーション、愛娘との時間まで、存分に話を聞いた。   

by Danil Boparai; photos by Spike Jonze; translated by Nozomi Otaki
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01 March 2021, 2:35am

この記事はi-D Utopia in Dystopia Issue, no. 362に掲載されたものです。注文はこちらから。

社会のシステム全般から自分を取り囲む四方の壁まで、私たちが身の回りのあらゆるものを疑うこの時代、トラヴィス・スコットは自分だけの夢の世界をつくりあげるために忙しい日々を送っている。

 ヒューストン生まれの現在28歳のトラヴィス(本名:ジャック・ベルマン・ウェブスター2世)は、常に素早く、挑戦的で、既存の枠にとらわれない、そして何よりも誠実な作品を発信しながら、わずか10年で大学中退から押しも押されぬこの世代のリーダーへと上り詰めた。

音楽でもアートでもファッションでも、時代を先取りするものを嗅ぎ分ける類い稀な能力、創作とコラボレーションへの飽くなき欲求によって、彼はヒップホップの最前線でこのジャンルの限界を押し広げ、新たな領域、新たなサウンドへと導いてきた。

ファレル・ウィリアムスやカニエ・ウェストに続き、ロックスターとしてもラッパーとしても大いに存在感を発揮しているトラヴィスだが、同時に彼は古い枠組みを超え、より斬新で、現代的で、柔軟性に富んだサウンドに挑んでいる。

活動を始めた当初から、従来的なリリカルなラップを捨て去り、サイケデリックさとパンキッシュなエネルギーを融合させることで、独特の雰囲気を醸しながらも大胆で、ローファイながらオートチューンを多用したサウンドスケープを確立。彼の代名詞ともいえるこの音楽で、見事現代のヒップホップファンの信頼を勝ち取った。

 キャリアにおいて極めて重要な選択でも迷いなく決断を下す彼のアプローチは、後から考えればまるで未来を予見していたかのようだ。みんなを驚かせたぶかぶかのストリートウェアスタイルは、今では大勢が真似する対象となり、Supremeのフーディからエアジョーダンのコラボモデルまで、パパラッチの写真で彼が身につけるアイテムを何とかして手に入れようと誰もが躍起になっている。彼が取るリスクには、必ず報酬がついてくる。

Travis Scott shot by Spike Jonze for i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.
Travis wear jumper Marni. Shirt Prada. Jewellery (worn throughout) model’s own.

GOOD Musicと契約したばかりのトラヴィスがヒップホップファンの目に留まったのは2012年頃、カニエのコンピレーションアルバム『Cruel Summer』と自身のミックステープ『Owl Pharaoh』を制作していた最中だった。これをきっかけに、彼は一気にトップへと上り詰めていく。

 2015年には初のスタジオアルバム『Rodeo』をリリースするが、彼が自らの青写真を打ち出し始めたのは、翌年に発表された『Birds In The Trap Sing McKnight』だ。ケンドリック・ラマーやヤング・サグといったヒップホップ界の重鎮とのコラボレーションを果たし、アイコニックなジャケットはニック・ナイトが手がけた。トラヴィスがロボットの鳥に乗って観客の上空を飛び回った、汗にまみれた伝説のライブでは、忠実な十代のファンたちが彼の呼びかけに応えてモッシュピットをつくり、ステージ上の彼とともに暴れ回った。

 しかし、トラヴィスがメインストリームへの進出を果たしたのは2018年の『Astroworld』だろう。本作はただのアルバムではなく、彼自身の音楽フェス、そして初の全米ナンバーワンシングル「Sicko Mode」まで生み出した、彼のマニフェストともいうべき作品だ。

 批評家やファンの期待を遥かに上回り、驚異的な売り上げを達成した本作によって、彼は最もエキサイティングで、ジャンルにとらわれない、マルチプラチナムとグラミー賞の複数部門でのノミネートを果たした現代のラップスターとしての地位を確固たるものにした。

その後3枚のシングルで全米1位を獲得してきたトラヴィス。そんな彼の次なる作品は? 世界中のファンたちはこの2年、血眼になって最新アルバムの情報を探し求めてきたが、今のところ明らかになっているのは『Utopia』というタイトルだけだ。

Travis Scott and Stormi shot by Spike Jonze for i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.
Trousers Rick Owens. Trainers Nike.

その間もトラヴィスは大企業やファッションブランドから引く手数多で、現代を生きる神のごとくひっきりなしにスクリーンに登場していた。その相手はNike、マクドナルド、プレイステーションなど多岐にわたるが、彼は決して自らを売り渡すことなく、自分だけの文化資本を築いてきた。

 だからこそ、トラヴィスがいまだに謎に包まれた人物であることはいささか不思議に思える。彼は驚異的な成功を手にするほどのセルフプロモーションの技術を習得したいっぽうで、メディアにはめったに登場せず、インタビューでも用心深いまでに秘密主義を貫いている。

Travis Scott shot by Spike Jonze for i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.
Trousers vintage Raf Simons from RDARCHIVES. Briefs Calvin Klein. Socks model’s own.

そんなトラヴィスの秘密をひも解くには、志を同じくする人物、すなわち独自の世界を創るアーティストほど適任者はいないはずだ。今回i-Dは、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』『スパイキッズ』『シン・シティ』などで知られるロバート・ロドリゲス監督をインタビュアーに抜擢。今年最も期待されているアルバムから、ディストピアが広がる世界でスタジオにこもることの苦労、父親になってからの人生観の変化まで、今ファンが知りたい質問を存分に投げかけた。

 ロバート(以下R):やあ!

トラヴィス(以下T):どうも!明けましておめでとう!

R:明けましておめでとう。僕は今テキサスのオースティンだけど、君は? ロサンゼルス?

 T:ヒューストンだよ。

 R:ヒューストンか、いいね。ということは家に帰れたんだね。

 T:そうなんだ。ロケッツ対レイカーズの試合を観てたところ。

 R:またこうやって話せてすごくうれしいよ。

 T:また会いたいよ。『マンダロリアン』の調子はどう?

 R:うまくいった。僕のボバ・フェットのエピソードが公開されて、それから僕がボバ・フェットの全シリーズをやることも発表されたから、今はその作業中。秘密にしておかなくちゃいけないことが全部公開されたからスッキリした。

 T:どのエピソード? 今度観てみるよ。

Travis Scott shot by Spike Jonze for i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.
Jumper vintage Raf Simons from RDARCHIVES

R:僕がやったのは第6話。それから『ヒーローキッズ』っていう『スパイキッズ』っぽいファミリー映画もクリスマスにNetflixで公開されて、今も世界でナンバーワンなんだ。でも、誰より充実した1年を過ごしたのは君だよ! 3曲でナンバーワンになって絶好調で、しかもアルバムも制作中なんだって? 誰が参加してる?

 T:マジでヤバいよ。まだ誰にも言ってないし、もう少し秘密にしておくつもりだけど、新しい人たちと作業しながらサウンドの幅を広げようとしてる。ビートも自分でつくってラップをのせて全部つなぎ合わせて、そこから育てていきたい。それがアルバム制作の一番の楽しみなんだ。自分自身も進化しながら、新しい人たちとコラボして、まったく新しいサウンド、まったく新しい領域を届けるつもり。

R:『Astroworld』みたいな大ヒット作に続く作品にどうやってアプローチしてる? どんなマインドや戦略で取り組んでる?

 T:とにかく同じことは繰り返さず、次の物語をつくろうとしてる。僕にとってアルバムはひとつのサーガみたいなものなんだ。知ってると思うけど、あなたは好きな監督のひとりだよ。すべての作品のファンなんだ。

Travis Scott shot by Spike Jonze for i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.
Patchwork sweater Middleman store, trousers vintage Raf Simons from RDARCHIVES. Trainers Nike.

R:どうも親切にありがとう。そう言ってくれて嬉しいよ。

 T:あなたは他の誰とも違う。コラボレーションの話に戻るけど、フランク・ミラーとの映画も最高だよ。映画でのコラボレーションは珍しいよね。映画監督っていうのはあまり誰かと協力して作品をつくらないから。でも、あなたは監督をしたり、脚本を書いたり、他の人が書いた脚本で映画をつくったりしてる。

 これが僕のインタビューだってことはわかってるんだけど、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』についてひとつだけ質問があるんだ。あのクラブは実際に建てたもの?

 R:うん、あれはセットなんだ。外観のセットは干上がった湖に建てて、内装のセットは古い元スパイス工場につくった。背景は絵なんだ。ミニチュア、絵、ファサードを組み合わせてる。イリュージョンを生み出すためには、使えるものは何でも使うんだ。

 僕らはふたりともテキサス出身で、疎外感があった。キャリアを築き、ひらめいたアイデアを実現するために、できることは何でもやらなきゃいけなかった。でも、やっぱり一度成功した後に続けていくプレッシャーはかなり大きかった。今年いちばん期待されてるアルバムの制作はどうやって進めてる? プレッシャーは感じてる?

T:特に感じてないよ。ファンに元気でいてもらうこと以外はね。僕にできることはまだまだたくさんある。やってみたいことも多いし、挑戦するのも好きなんだ。とにかく新しいサウンドをつくりたい。思いつくまでには何日も壁に頭を打ち付けなきゃいけないかもだけど、もしできたらめちゃくちゃ気持ちいいと思う。

Travis Scott and Stormi shot by Spike Jonze for i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.
All clothing model’s own.

R:君はいつも迷わずに、然るべき場所にいられるんだろうね。人は次も良い作品をつくらなきゃというプレッシャーを感じると、たいてい間違った方向に進んでしまうものだけど。『Astroworld』をつくったときは、君はまだプレッシャーを感じるような段階じゃなかった。だからこそ傑作ができたんだろうな。

 普段コラボレーションにはどうやってアプローチしてる? 去年のコラボレーションの相手はクリストファー・ノーランからNike、マクドナルド、『フォートナイト』、プレイステーションまでさまざまだけど、共通点はある?

 T:まずNikeに関しては、子どもの頃からずっと履いてる。プレイステーションは……子どもの頃つらかったとき、ゲームは現実逃避の手段だった。それからもっと若い頃、スタジオで作業してて食べ物を買うお金もないときもあった。そんなときはマクドナルドに助けられたよ。ダブルチーズバーガーのおかげで乗り越えられた。

 大切なのは体験をつくりだすことだと思う。どんなに些細なことでもね。コラボレーションっていうのはある意味ツール、日常生活を構成するピースだ。大手のブランドは僕らにアイデアのヒントをくれる。2021年も進化を続けて、新しいものをつくり続けたい。

 R:父親になったことで音楽へのアプローチは変わった? 僕も子どもが生まれて変わったんだ。父親になってから、音楽へのアプローチ、パフォーマンス、ライフスタイルはどう変わった?

 T:確かに父親になったことで仕事に変化があったよ。ものすごく大きな変化がね。大きなインスピレーションになった。特にストーミは、本当に子どもらしい子どもなんだ。何事にも興味津々で、何かを理解したり学んだり順応したりするのもすごく早い。ストーミの世代は僕らとはかなり違うし、彼女自身も僕の弟や妹とはまったく違う。

子どもは人生に異なる視点を与えてくれる。彼らなりの物の見方とか、プレッシャーとか、何に幸せを感じて、何に感動するかとか。映画とか音楽の好みとかもね。ストーミが僕のコンサートをYouTubeで観て、自分がいることに気づいたり。彼女もそういうことがわかる年になったんだ。娘の存在によって、僕の仕事は思っていた以上に重要になった。責任が増したっていうのかな。それを正しく使っていかないとね。

Travis Scott shot by Spike Jonze for i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.
Briefs Calvin Klein. Sunglasses Jacques Marie Mage.

R:子どもが一番のコラボレーターになったんだね。

 T:そうなんだ。父親になったってことは、もう自分のためだけに生きてるんじゃない。ファンのためにも十分努力してきたつもりだけど、ストーミが生まれてもっと……ね。楽しいよ。

 R:子どもは僕の人生に加わった最も大きな存在だった。だからこそ、大人向けの映画と同じくらい子ども向けの映画も撮ってる。子どもにインスピレーションを与える作品をつくりたいんだ。

 T:『スパイキッズ』はお気に入りの映画のひとつだよ。

 R:前もそう言ってくれたよね。子どもの頃、弟とよく観てたって。本当に嬉しかった。

 T:観ながら、これは子どもの映画にしてはかなりぶっ飛んでるな、というかこんなの子どもの映画じゃないだろ、って思ってた。だってそうだろ? 子どもの映画のルールなんて気にしちゃいない。

 R:もう20年も前の映画だよ。

 T:20年も経つのか! 今振り返ってみてどう?

 R:あれは自分の子どもたちのためにつくったんだ。未来にいる気分を味わってほしくて。今でこそあの映画で起こることは現実になったけど、当時としてはかなり奇抜だったと思う。

 T:ずっとひとつのジャンルの映画をつくっていて、その上で映画館が子どもたちで満員になる作品をつくれるっていうのはすごいことだよ。その両方ができるというのが、あなたの強みだと思う。

Travis Scott shot by Spike Jonze for i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.

R:君の音楽の好きなところは、すごく映画的で視覚的なところ。君自身が監督してるみたいに、音楽と映画のつながりが感じられる。パンデミックはアルバムのレコーディングにどう影響した? というか、そもそも影響はあった? 僕らはお互いそれなりに多作だったと思うけど。

 T:生産性は上がったかな。今はライブもやってないし、旅行に行くこともあまりない。家に閉じこもって、しかも家にスタジオがあるから、1日中ゆったりとレコーディングができる。旅行はできないからちょっと損した気分にはなるけどね。外の世界も見れないし。

 R:失って初めて、それがどれほどインスピレーションを与えてくれていたかに気づくこともあるよね。平気なつもりでも、丸一日レコーディングスタジオに閉じこもるのはかなりキツいと思うよ。コロナ後にはまたフェスを再開する予定? 計画は進んでる?

 T:年末には開催できたらと思ってる。11月頃かな。

 R:それは楽しみだね!

 T:ぜひ観に来てよ。

Travis Scott shot by Spike Jonze for i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.
Jacket courtesy of Spike Jonze.

R:僕らに共通するインスピレーション源についても話したいんだけど、個人的に君のサウンドはすごく映画的に感じられる。君は音楽の持つ映画的な要素に魅力を感じてるのかな。 音楽と映像がさまざまな点で結びついている。

 それに、君はいつも新たなテクノロジーを探している気がする。テクノロジーを使って既存の枠を超え、音楽的にも視覚的にも新しい領域に到達しようとしてる。音楽とイメージの創作プロセスはどんな感じ? 君の中で音楽と映画はどうつながっている?

 T:何度も言うようだけど、本当にあなたの映画から曲作りのインスピレーションをもらってるよ。すべての作品からね。あなたの音楽の使い方を通して、自分の音楽に癒し、遊び心、美しさ、残虐さを見出している。それこそが音楽の本質だよね。音楽にはいろんな音階がある。例えば残虐だけど美しかったり、魅惑的だったり、少し不気味だったりとか、そういういろんな音階が混ざり合ってる。平坦な道とか岩の色とか、あなたのイメージが僕の想像力を掻き立てるんだ。

 R:メキシコのどこが好き? どこに魅力を感じる? 僕もいつかメキシコで仕事をしたいな。

 T:メキシコはご存知の通りクレイジーな場所だよ。僕はいつもいろんなサボテンのイメージを見てるんだけど、実際に見る本物のサボテンはまったくの別物なんだ。前はよくサボテンがプリントされたアイテムが送られてきたんだけど、「マジか」って感じだった。いつも自分で手を加えてたよ。サボテンだらけの山に行って、普通の木とサボテンが一緒に生えてるところを見てきたからね。サボテンの森があるんだ。

 メキシコで作業してる家に案内してあげたいよ。渓谷を抜けたらすぐなんだ。サボテンに囲まれてる。今回のi-Dの撮影はどうしてもあそこでやりたかった。山岳地帯で、どこを見てもサボテンだらけ。最初見たときは驚いたよ。すぐに慣れたけど。メキシコのスタジオに着くと、久しぶりの感覚が蘇ってきた。マジでびっくりしたよ。そこで2、3ヶ月くらい作業をしてるんだ。

Travis Scott shot by Spike Jonze for i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.
Shirt and trousers Prada.

R:僕らはお互いエンタメ業界にいるけど、君がつくるものはみんなにインスピレーションを与え、しばらく現実逃避をさせて、現実を見つめ直すきっかけをくれる。みんなに閃きを与えてるんだ。アートはいろんな意味で人生を救うけど、新たな人生を始めるきっかけにもなる。こんな時代だからこそ、僕たちの活動はますます重要になってる気がする。アートの重要性は今まで以上に増していると思う。

 T:まったく同感だよ。本当にその通りだ。僕たちはもっといろんなことをしないと。今、アートは人びとにとって何かに挑戦するための必要不可欠な動機になってる。そこから得られるものもあるしね。

 R:早く新しいアルバムを完成させて! 世界が待ってるよ。

 T:もうすぐなんだ、本当にもうすぐ。それは確かだよ。

Travis Scott shot by Spike Jonze on the cover of i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.
Travis Scott shot by Spike Jonze on the cover of i-D's Utopia in Dystopia Issue, no. 362, Spring 2021.

Credits


Photography Spike Jonze
Fashion director Carlos Nazario

Styling Mackenzie Grandquist and Alexandra Grandquist.
Hair Yazmin Adams.
Make-up Amber Amos at The Only Agency.
Groomer Marcus Hatch.
Photography assistance Patrick O’Brien-Smith and John L. Mims.
Styling assistance Raymond Gee and Ruby Bravo.
Tailor Susie Kourinian.
Production Wes Olson at Connect the Dots Inc.
Production co-ordinator Hannah Murphy at Connect the Dots Inc. Production assistance Sonny Johnson, Tyler Werges and Kiyo Vigliotti. Casting director Samuel Ellis Scheinman for DMCASTING.

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