Photography Mitch Zachary

『ストレンジャー・シングス』フィン・ウルフハードが選ぶ、今夏のプレイリスト

Netflixの人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のマイク役で、一躍スターダムを駆け上がったフィン・ウルフハード。7月に迫ったシーズン3の公開を前に、多忙な夏、そして街を襲ってくるモンスターから街で生き延びる方法、今夏のプレイリストを教えてもらった。

by Frankie Dunn; translated by Nozomi Otaki
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11 June 2019, 4:39am

Photography Mitch Zachary

今年、フィン・ウルフハードは、もっとも忙しい夏を迎えている。ハリウッドの若手俳優、インディロックバンドCALPURNIAのフロントマン、Saint Laurentのキャンペーンモデルと、各方面での活躍を考えれば無理もない。

「信じられないよ。5月と6月は、宣伝や広報の仕事でカナダとヨーロッパを行ったり来たり。ロサンゼルスやニューヨークにも何度か行った。それ以外に、ライブとか新しいプロジェクトの予定も入ってる」と彼はPrimavera Sound 2019のフェス会場でi-Dに語った。「卒業ももうすぐだから、余裕がなくなることもある」

『ストレンジャー・シングス』ファンは、シーズン3(7月4日公開)でフィンがホーキンスに帰ってくるのを心待ちにしていることだろう。しかし、ネットで軽く調べてみただけでも、『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』、ドナ・タートの小説をもとにした『ゴールドフィンチ』など、彼には今後も出演作が多数控えている。これほどの数の仕事を、彼はいったいどうやってこなしているのだろう。

「今は寝られるときに寝て、オフの時間は好きなことをしたり、友だちに会ったりして、何とか乗り切ってる。断らなくちゃいけない仕事も多い。自分の限界はわかってるから」

Finn Wolfhard Pull&Bear Primavera Sound

多忙を極めるフィンが断らなかった仕事のひとつが、Primavera Soundのコラボレーター、PULL&BEARのブランドアンバサダーだ。フィンは『ストレンジャー・シングス』で共演したセイディ・シンクとともにカプセルコレクションのモデルを務め、デニムやタイダイなど、フェスにぴったりなサマーアイテムを身にまとった。

彼の仕事に対する姿勢にすっかり感銘を受けた私たちは、Primavera Soundの会場にいるフィンに、彼がこれまでに学んできたサバイバルの知識を尋ねた。さらに、熱心な音楽ファンでもある彼は、サバイバルのためのプレイリストもシェアしてくれた。

THE CHATSの「Smoko」からアリアナ・グランデの「Needy」、THE NUDE PARTYの「Feels Alright」、POST ANIMALの「Raiphie」まで、極上のプレイリストだ。ぜひ下の再生ボタンを押して、フィンが厳選した楽曲に耳を傾けながら、このインタビューを楽しんでほしい。

i-D最新号の表紙を飾ったグレタ・トゥーンベリについて、キアヌ・リーヴスと共にゾンビに立ち向かうことについて、そして自己中心的な大人たちがいかに人類を滅亡に導いているかを語ってくれた。

——残忍なピエロを倒したり、裏側の世界のモンスターと闘ったり、いろんなキャラクターを演じてきたけれど、そこからサバイバルについて学んだことはある?

フィクションのなかのサバイバルは楽しいけど、現実の世界には、何世代にもわたって抑圧されてきたコミュニティ出身の友だちがたくさんいる。彼らは植民地や人種差別など、心が折れてしまってもおかしくないような問題に立ち向かってきた。彼らから学んだのは、サバイバルとは忍耐や根気、立ち直る力だということ。それから、どうにもならない状況で物事を変える力とか、前に進み続けるためのユーモア。

——もしゾンビによって世界が終わりを迎えるとしたら、誰にそばにいてほしい?

キアヌ・リーヴスかな。武術の達人だから。それからマック・デマルコとカディアン・レイク・ジェームス。ふたりとも最高の歌声の持ち主で、何でも楽しむタイプだから。それにカディアンはめちゃくちゃデカいから、ゾンビをやっつけてくれそうだし。

——人類がこの地球を守り、絶滅の道を避ける希望は充分にあると思う?

そうは思わない。でも僕の世代には、グレタ・トゥーンベリみたいに意識を高めようとしてるひとがいる。政治家に主導権がなく、現実を知らず、妥協してばかりの世の中では、僕たち自身が変化を起こせる可能性に気づくことが大切。大人たちは自分を優先するあまり、ファンタジーと現実の区別がつかなくなってるから、これから先の道のりは険しいと思う。

——そんな世界でも、音楽のすばらしさは変わらないはず。このプレイリストの選曲について教えて。

今回選んだのは、すべて僕が尊敬するアーティストの曲。彼らが音楽業界で倫理的かつ経済的に生き抜いていこうとする姿勢は、すばらしいと思う。

This article originally appeared on i-D UK.

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