Thames × Fred Perryのコラボレーション

PALACE所属のスケーター、ブロンディ・マッコイが、ブランドFred Perryと手掛けた初のコラボレーションについて語る。

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21 August 2017, 9:18am

スケボー、油絵、ピアノ、Palaceのモデル、ロンドンの街を徘徊——これがブロンディ・マッコイの日常だが、彼は、その合間に時間を見つけては、Palaceの兄弟ブランドであるThamesのクリエイティブ・ディレクターとしても活動している。

ブロンディにスケボー世界への扉を開けたのはMTVだった。その後、彼はYouTubeでスケボー動画を見漁り、12歳のときにロンドンのスケボーシーンに足を踏み入れた。それからというもの、彼は学生服で朝の8時からロンドン南部にあるサウスバンクでスケボーに没頭した。彼の話し方は、彼がまだ若干20歳であることを忘れてしまうほどに大人びている。彼の知識欲は、学校で培ったものではない。サウスバンクの無骨なコンクリートジャングルと、そこでスケボーに勤しんだ日々によって培われたものだ。

彼が初めてコラージュ作品を作り、それをプリントしたシャツを作り上げたのは、彼が14歳のときだった。その後、ブロンディは、現在急成長を見せているPalaceからのスポンサー契約を得て、その創始者であるレヴ・タンジュとガレス・スキューイスからPalaceのナイトの称号をあたえられた。イギリスのスケートボード界における帝王であるレヴ・タンジュと、そのパートナーであるガレス・スキューイス——優秀なビジネスマンであるふたりは、Thamesを兄弟ブランドとすることに大きな可能性を見出し、ブロンディにPalaceバックアップの元、Thamesのクリエイティブ・ディレクター就任をもちかけた。「仕事としてやらせてくれるということなら、すぐに契約書にサインするよ」と、ブロンディは即答したという。

ThamesとPalaceが初めてともに手がけたラインが発表されたのは2015年だった。ブロンディは何からインスピレーションを得ているのだろう? 「80年代のポップカルチャーに影響を受けてるね。大ぶりのイヤリングに、大胆にスタイリングした髪、そして大きな肩パッドの入ったスーツ——あの80年代ルックに勝るスタイルはないと思う」と、自身もThamesのイヤリングを左耳に光らせたブロンディは言う。「ザ・スミスを聴きながら目覚め、ザ・スミスを聴きながら眠りにつくんだ。ペットショップ・ボーイズやアバも好き。ジョージ・マイケルは、時代を超えたファッション・スタイルを持ったひとだと思う。インターネットでは僕という人間に関して見当違いなイメージを持ってるひとが多いようだけど、僕は多くのひとが好きと認めたがらないバンドの音楽を聴きながらロンドンの街をうろうろするのが好き——そんな男だよ」

Thames、Adidas、Palaceのほか、Vivienne Westwood、Burberry、Pradaなどを好んで着るブロンディ。そんな彼が、Fred Perryと初のコラボレーションに挑んだ。このコラボレーションは自然発生的に生まれたものだったそうだ。「スケボーをするとき、Tシャツばかり着ていることに飽きたんだ。だから、Fred Perryのポロシャツを着るようになった。Fred Perryがそれに気づいたみたい。Fred Perryポロのシルエットが好きで、彼らがこれまでに築き上げてきた世界観が好き。これまでさまざまなカルチャーに取り入れられて再解釈されてきた独自の世界観に、僕はこれまでずっと『Fred Perryの服にThamesのロゴを』と夢見てきたんだ」。スキンヘッズからモッズ、スカ、ニュービートまで、Fred Perryはこれまで常にカウンターカルチャーを体現してきた。

このカプセル・コレクションは、Fred Perryのクラシックな商品に、Thamesの定番要素を散りばめ「ふたつのブランドの混血」と表現すべき世界観をなしている。その世界観を、ブロンディをモデルとしてアーティストのヘティ・ダグラスが制作したアートワークでご覧あれ。

Thames/ Fred Perry 2018年秋カプセル・コレクションは、2017年8月26日に発売開始。

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Credits


Text Ben Reardon
Photography Michael James Fox
Stylist Max Clark
Artwork Blondey
Art Director Lotty Sanna
Models Blondey and Hetty Douglas wear all clothes Thames x Fred Perry
Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.