mintdesigns 17AW ショーケースの内と外

mintdesignsの最新コレクション。全ての什器を取り払った青山店で、観客がウィンドウ越しに店内のモデルを覗くという、新たな趣向でプレゼンテーションを行なった。

by Yuuji Ozeki
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25 March 2017, 9:45am

今シーズンのmintdesignsは、ブランドの旗艦店を会場にコレクション発表を行った。来場客はその様子を店外から見つめる。

テーマは英国帰りの可愛らしいおてんば娘だ。Aラインシルエットのロングブラウスやボンディングコートにミモレ丈のフレアスカートやワイドパンツを合わせ、足元にはゴールドのラバーソールシューズを履かせた。ここまではいつものmintdesignsのスタイルの範疇、気負わないアートである。ウェアにはグレンチェックやタータンチェック柄を用い、透け感のあるファブリックやレース素材にあしらうことで、ミントなりの軽快なブリティッシュスタイルを提案した。

演出上、ウインドウの中で英国ナイズされたおてんば娘たちが楽しそうな笑顔で、合図と共にストップ&ゴーを繰り返しながら場内を不規則にウォーキングする。観客が大挙しているウィンドウ外とでは、だいぶ雰囲気が違うようだ。無邪気な子ども達のようにじゃれ合うその様に、哲学的な"疎外"の縮図をモデル越しに見せつけられた気がする。普段、私たちは提供された牧歌的な自由を選択しているに過ぎないのか、自分自身で行った自由という感覚によって行われているのか。それに気づけるのか気づけないのか、仮に気づいたとして、どこまでいけば気づいたことになるのか、周辺環境の巻き込みを図った新しい試みは、そんなことを考えさせてくれた。

Credits


Photography Ginjiro Uemura
Text Yuuji Ozeki

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