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      culture Clementine de Pressigny 15 May, 2017

      編集長が語る『Polyester Zine』6号

      『Polyester Zine』には、魔女からチェリー・グレイザー、プッシー・ライオットのパワーまで、今わたしたちに必要なものが満載。できあがったばかりの最新号を、少しばかり覗いてみよう。

      編集長が語る『Polyester Zine』6号 編集長が語る『Polyester Zine』6号 編集長が語る『Polyester Zine』6号
      Polyester issue six cover, Clementine Creevy of Cherry Glazerr, shot by Parker Day

      『Polyester Zine』の6号目を完成させたアイオーン・ギャンブル(Ione Gamble)に、制作の過程で学んだことや、最後までやり残してしまうもの、そしてスターターパックの内容について聞いた。素晴らしい出来栄えの今号、売り切れる前にぜひここで購入を!

      今号で気に入っている点は?
      気に入っているものを選ぶのは、母親が自分の子どものうち誰がお気に入りかを訊かれるような"間違っている感"があるわね。とはいえ、プッシー・ライオットのナジャとの対談や、映画『The Love Witch』の監督アナ・ビラー(Anna Biller)、それに、チェリー・グレイザー(Cherry Glazerr)とのインタビューが楽しかった。いま挙げたひとたちとの話は、わたしにとって刺激的な経験だった。今号に掲載している書き物も気に入ってる。オンライン・エディターのジーナ・トニック(Gina Tonic)が、太った10代の女の子を主人公にした短編小説を書いたの。完全に感情移入できちゃう内容。フォト・ストーリーの「Becoming Womxn」も好き。社会にはびこる美の基準と、美を達成するためのセルフケアの、諸刃の剣のような関係性について探った企画。

      Nadya Tolokonnikova shot by Hobbes Ginsberg

      今号の『Polyester Zine』にプレイリストを付けるとしたら、どんな内容に?
      号の制作を始めたころは、ザ・ジュリー・ルインの「Girls Like Us」を何度も聴いてたから、あの曲は入るわね。あと、チェリー・グレイザーの「Instagratification/Apocalipstick」、ロード(Lorde)の「Green Light」--それとタトゥ(TaTu)の「All The Things She Said」は『Polyester Zine』2号のときから、ローンチ・パーティで必ず最後にかけているから、これも入れる。

      今号を作るなかで学んだことは?
      企画やインタビューを進めるなかで、女性にはそれぞれ異なったフェミニズム観や世界観があることを学んだ。作品を集めて1冊の雑誌にしたとき、関わってくれた人々がわたしと同様の感覚を持っているんだと気づくときがあって、いつも嬉しくなる。それと、DIY精神の素晴らしさを学んだわ! 今回の『Polyester』には折り込みポスターを入れたり、製本も平綴じ(針金でとめる製本方法)にした--今号には平綴じがピッタリだと思ったから。

      The Love Witch, Samantha Robinson shot by Cat Rose Roif

      今号の制作過程において、たとえば「何かが違う」「まとまりがつかない」など、雑誌を作るうえで直面する壁のようなものはありましたか?
      雑誌を作ろうとすれば、1000万回ぐらいそういうことが起こる。今号は特に難しかった。そうした困難を乗り切るには、とにかく雑誌ができあがった瞬間のことを考える--そして、悩み苦しんだ時間と労力が絶対に報われると祈るしかないんだと思う。

      エディターズ・レターを書くのは大変ですか?
      いつも最後の最後まで後回しにするわ。それは、たぶん理にかなっているの。エディターズ・レターには、雑誌の内容やフィーチャーされている人々がうまく反映されたものじゃないといけないしね。そして何より、とにかく書くのが難しいから最後まで先延ばしにしてる。立派すぎたり、陳腐だったり、嘘っぽくならないように気をつけながらね。それと、いまは政治的な意味で、すべてが急速に変化しているでしょう? 今週早々にも行なわれると発表された総選挙のおかげで、今号のエディターズ・レターももうちょっと遅れた内容になってしまっている。

      Shot by Nicolette Clara Iles

      『Polyester Zine』スターターパックには何が入っているの?
      フリルいっぱいのもの、ヌード、キラキラしたもの、フローズン・マルガリータ、映画『Ghost World』のDVD、催涙スプレー、アクリルのネイル、魔法の杖、それと自撮り棒。

      徹夜のお供は?
      エスプレッソ・マーティニ。

      『Polyester Zine』でインタビューしたい憧れの人は?
      グライムス! それかウィノナ・ライダー。12歳から彼女が大好きなの!

      Wolfie shot by Laurence Philomene

      『Polyester Zine』読者たちが掲げるべきスローガンは?
      創刊から変わらずこれ。「自分の悪趣味に自信を持ちなさい!」

      次のプロジェクトは?
      友人3人と、ロンドンにスタジオを作ろうとしているの。コミュニティ・イベントやワークショップ、エキシビションなんかを開催できるようなスペースを作りたくて。『Polyester』が、ZINEやネットのページにとどまらず、ひとつのコミュニティになってくれればと思っているから。スタジオができたら、『Polyester Zine』の次号制作に取り掛かるわ!

      Smart Girl Club shot by Bao Ngo

      Credits

      Text Clementine de Pressigny
      Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.

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      Topics:culture, interview, polyester zine, clementine creevy, polyester zine issue 6, zine

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