フロリダ銃乱射事件を生き延びた生徒たちが『TIME』誌の表紙に

フロリダ州パークランドで起こった銃乱射事件を生き延びたマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒9人が、事件のその後を綴った日記を公開している。

by Hannah Ongley; translated by Yuichi Asami
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30 March 2018, 7:58am

Time.com

ソーシャル・メディアでの心を揺さぶるような発信も相まって、2018年3月に米フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校を襲った銃乱射事件を生き延びた生徒たちが、アメリカで高まる銃規制運動を先導するアイコンとなっている。17歳のデヴィッド・ホッグ(David Hogg)はTwitterに60万人近いフォロワーがおり、彼の同級生を「スキンヘッドのレズビアン」と呼んだ共和党候補者にTwitterで宣戦布告している(彼はそれに勝利し、当の共和党候補者は立候補を取り下げた)。揶揄された彼の同級生であるエマ・ゴンザレス(Emma Gonzales)は、トランプ大統領や銃規制反対派を批判する力強いスピーチを行い、今では150万人以上のフォロワーから支持されている。

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生徒たちの存在感はソーシャル・メディアだけにとどまらない。『TIME』誌はホッグ、ゴンザレス、そして3人の生徒を表紙に起用し、太字で白く「もう十分だ(ENOUGH.)」と書かれたカバーストーリーを公開している。また9人の生徒が事件を振り返った日記も掲載されている。彼らが綴るリアルで生々しい日記は、私たちに彼らがヒーローではなく生身の若者なのだということを思い出させてくれる。

「本当は元気じゃないけど、きちんと向き合いたくはないし、誰もそんなこと聞きたくないだろうからね」とホセ・イグレシアスは綴っている。「学校の周りには、僕らが助けを求めれば助けてくれるんだろうなっていう人たちがたくさんいるけど、彼らは報道された文字情報しか知らない気がする。実際に僕らと同じ状況にいたわけじゃないから。その日以来、側にいてくれてるのは友達だよ」

17歳のブランドン・アズバグ(Brandon Azbug)は、将来への希望を綴っている。「大人になったら政治家になりたいといつも思っていた。投票に行くのを心待ちにしてる。僕が期待するのは--そう、紛れもなく(フロリダ州)ブロワード群に--、銃に関する法律を変えようとしない政治家が全員落選すること。そして、アメリカの他の地域でも変革をためらう人たちが落選することを願う。投票できないからって、僕が影響を与えられないわけじゃないからね」
マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒たちの呼びかけで、3月24日にワシントンをはじめ全米で銃規制を求めるデモが行われた。「March for Our Lives」と題された運動を支援したい方はこちらから。

This article originally appeared on i-D US.