トラディショナルとボーイフッド:PATRICK OWEN 18AW

インドネシアのジャカルタを拠点とするPATRICK OWENが、AFWTで初めてのランウェイショーを開いた。インドネシアの“伝統”とデザイナーのパトリック・オウエンが少年時代に遊んでいたLEGOのカラーリングを重ね合わせて。

by i-D Japan; photos by Nobuko Baba
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23 March 2018, 2:58pm

PATRICK OWENが「RE:MATA」をテーマに掲げた2018-19年秋冬コレクションのショーを、渋谷ヒカリエ・ホールBで発表した。「MATA」は、サンスクリット語で「view(物事の見方)」という意味。コレクションノートにはこう記されていた。「現代×伝統をミックスした、さまざまな形の『モダントラディショナル』を提案する」と。デザイナーのパトリック・オウエンの眼差しは、インドネシアの伝統に向けられた。

例えば、インドネシアの伝統的なマテリアルである、ろうけつ染めが施されたバティックのモチーフと刺繍はデジタルプリントされ、コレクションのいたるところに登場。伝統衣装であるクバヤやブスカップをアップデートしたものも。

ショーは、ブルーのライティングが空間を包み込んでスタートした(そして、転調に応じて、レッド、イエローの照明も)。“トラディショナル“にモダンな空気を吹き込むアプローチでもっとも顕著なのは、ニットやベルト、ソックス、アクセサリー、ヘッドウェアなどに用いられた、原色に近いカラーパレットだ。スーツ地のグレーとのコントラストも際立つ。「僕が子どものころによくあそんでいたLEGOのカラーリングからの着想です」と、ショーを終えた彼は語った。現在形の彼自身ではなく、少年時代を回想しながら見つけた思い出。そこには、幼心を魅了した“必然的な魅力”があったはず。ピュアなエモーションは、伝統を革新する力があるのかもしれない。



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