ビッグ・ファッションへの賛歌
i-Dが選んだ2018年秋冬コレクションのフェイバリットルックのごく一部を、次世代のスターモデルとして注目を集めるアノック・ヤイ、アドゥ・アケチ、エニオラ・アビオロが纏う。
This article originally appeared in i-D's The Earthwise Issue, no. 353, Fall 2018.

Louis Vuitton

Miu Miu
「まずは、振る舞いや態度を形象化したアルファベットをつくり、様々な個性を表現しました。現代に即したファッションにするために、いろんな人種や個性を取り入れました」ミウッチャ・プラダ

Gucci
「アイデンティティは、社会的、文化的なひとつの構築物であり、終わらないプロセスです。いかに全てが社会的に構成されているか、さらに私たちはいったい何者なのか、そういったことを意識すれば、自由と責任をともなう場が開かれます。そこでは、誰もがなりたい自分になれます」アレッサンドロ・ミケーレ

Prada
「私がコレクションに込めた想い、それは、女性が夜に味わう自由です。何にもわずらわされず、セクシーに。パワフルで、フェミニンに」ミウッチャ・プラダ

Saint Laurent by Anthony Vaccarello
「ショーの前半は、シャープでミステリアスで、エレガントなブラック・ルックです。それが徐々にカラフルで華やかになり、明るい雰囲気へと変わる。女性のその二面性が私は好きです。非常にSaint Laurent的で」アンソニー・ヴァカレロ

Fendi
「強くパワフルな現代女性のためのロマンティックなユニフォームであり、フェミニニティを表現します」シルヴィア・フェンディ

Balenciaga
「この2年間、クリストバル・バレンシアガのレガシーが現代において何を意味するか、そして今と未来のために、私はデザイナーとして彼のレガシーをどう再解釈できるか、それらについて考えてきました」デムナ・ヴァザリア

Givenchy
「個人的に、Givenchyにはメンズもウィメンズも、どこかいかがわしさのある、フィルム・ノワールに出てくるアウトローのイメージを抱いてました。ブルジョアと悪人のあいだの、危ういバランスというか」クレア・ワイト・ケラー

Dior
「今のファッションは60年代と似ています。全てが変化している。今の女性の視点、新世代の視点を知るためには、女性たちの声に耳を傾けるべきです。」マリア・グラツィア・キウリ

Chanel
「Chanel、それは人生そのもの。人生の可能性を秘めた衣服」カール・ラガーフェルド

Credits
Photography Ethan James Green
Fashion director Alastair McKimm
Hair Cyndia Harvey at Streeters. Make-up Kanako Takase at Streeters. Nail Technician Alicia Torello at The Wall Group using Essie. Digital Operator Nick Rapaz. Photography assistance Darren Hall and Chris Callaway. Styling assistance Madison Matusich, Maggie Holladay and Ava Langham. Hair assistance Erica Long. Make-up assistance Megumi Onishi. Production Audrey Cotton. Casting Director Samuel Ellis Scheinman at DM Casting. Models Adut Akech at The Society. Anok Yai and Eniola Abioro at Next.
This article originally appeared on i-D UK.