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『Vouge』のセックスコラムニストがドキュメンタリー映像に挑む

『Vogue』誌でセックスについてコラムを書くなど、性解放の急先鋒として知られるカーリー・ショルティーノが、Viceで新たなドキュメンタリー映像のシリーズをローンチした。

by Hanna Hanra
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21 December 2016, 10:04am

ライター、コラムニスト、ドキュメンタリー作家——『Vogue』誌でセックスに関するコラムを担当し、性解放の急先鋒として活動するカーリー・ショルティーノ(Karley Sciortino)が、Viceで新たなウェブ・ドキュメンタリーのシリーズをローンチする。ディレクションとプロデュースをアドリ・ムルグイア(Adri Murguia)が手がけたこのシリーズは『Slutever』とタイトル付けされ、特にタブーとされているセクシュアリティをオープンに探りながら、「セックス」「セクシュアリティ」そして「相手を感じること」について深く掘り下げる企画だ。このプロジェクトについて、カーリー自身に話を聞いた。

『Slutever』について教えてください。
もちろん!『Slutever』は、セックスに焦点を当てたドキュメンタリー・シリーズで、穿ってみられがちな性行為や人たちにヒューマニティ(人間性)を見出す企画。このシリーズで目指すのは、私が執筆で目指しているのと同様「セックスに関してオープンで率直で先進的な議論が生まれるような、面白くて、楽しい空間を作る」ということ。

なぜ「今」なのでしょうか?
これまでずっとこんなことがやりたいと考えてきたの。今回の企画でディレクションとプロデュースを手掛けてくれたアドリ・ムルグイアとは5年ほど一緒にものづくりをしてきて、この『Slutever』も2011年にViceで作ったオリジナル版を発展させたもの。オリジナル版は風刺を織り交ぜた性教育的な内容で、不条理主義的なコメディ作品にしたのよ。エピソードのひとつに『オーガズム——そんなもの、どこに?』なんてタイトルをつけたりしてね。今回の企画では、それをもっと進化させて、より大人のためのものにしたかったし、よりオープンな角度からセクシュアリティを見つめてみようということになったの。

テキストではなく、映像が適切だと考えたのはなぜですか?
文字に起こしたインタビューで対象を真に人間として描くのは、とても難しいものなのよ。ドキュメンタリー映像でなら、対象の真実とニュアンスをそのまま伝えることができる。よりパワフルなアプローチなの。

人選はどのようにして決めたのですか?
まずはアドリとテーマについて話し合ったの。この企画で世界に伝えたいことは何か。人々がタブー視していたり、誤解から生まれた偏見を持っているものは何か——たとえば、「障がい者のひとたちには性欲がない」と思っているひとがこの世にいかに多いことか。そして、女性が"おもちゃ"を使うことを「淫ら」なんて思うひとも多い。だから、主にこの「障がい者」と言われる人たちと「女性」というふたつの大きく矮小化された人々にスポットライトを当てて、そこに代理的な存在やものを用いることで、矮小化された当事者だけでなく、当事者に深く関係する人の生活や精神衛生も、どれだけ健全化できるかを探ったの。

この企画から何を感じてほしいですか?
最終的には、自分とは異なる性的欲求や欲望を持った人々に対して寛容になってくれれば、そしていわゆる「ノーマルではない」と思われがちなセックス・ライフを送る人たちに対してオープンになってくれれば最高ね。インターネットのおかげで、世の中はずいぶんそうした"自分とは異なるセクシュアリティを持つ人"に対してオープンな心を持つようになったと思う。だから、私たちはそこにさらなる視点を加えて、進歩的な話し合いの場を作りたいの。

slutever.com

Credits


Text Hanna Hanra
Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.

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Documentary
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