ビョークが最新アルバムのヴジュアルで装着しているのはまぎれもないペニスバンド

ジェイムス・メリーが手がけたマスクは”年齢規制モノ”。

by Hannah Ongley; translated by Aya Ikeda
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nov 10 2017, 6:04am

ビョークはいつも前衛的だ。まるで未来を知っていたかのように、ポップとエレクトロの融合を、ミシェル・ゴンドリーによるMVの飛躍を、3Dプリンターを駆使したファッションの可能性を的確に予期してきた。そして彼女は今もなお、ファッションの最前線をいく。2001年にアカデミー賞で着用したスワンドレスや2006年にライブで着用したポンポンのヘッドアクセサリーは、いまだに街で見かけたことはないが、2017年11月24日にリリースされることが発表された新アルバム『Utopia』のヴィジュアルは、拍手喝采ものである。公開されたイメージでは、尾ひれのようにタッセルがついたきらびやかで奇抜なジャンプスーツに、茶褐色の性器ベルトを身にまとった彼女の姿が見受けられる。世界が彼女の魅力的なファッションを取り入れるのも時間の問題だろう。ジェイムス・メリーと製作した蝶を模したマスクは非常に美しく、誰でも簡単に作れるようにD.I.Yキットを販売したことが良い例だ。

Photography Santiago Felipe

Utopia』の斬新奇抜なヴィジュアルの撮影は、写真家サンティアゴ・フェリペ(Santiago Felipe)が務めた。また、長期にわたってビョークとコラボレーションを行ってきたジェシー・カンダが手がけたアルバムジャケットで、彼女はジェイムス・メリーが製作したイソギンチャクやはたまた真珠のついた陰唇のようにも見えるマスクを装着している。このように、彼女の最新作のヴィジュアル制作背景を見ると、我々は人体構造の選択肢を与えられているようである。まるで失われた時代を呼び戻すかのように。

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Photography Santiago Felipe