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静物動画に宿る“生”の感覚 小瀬村真美の個展が原美術館で開催

原美術館にて、絵画の構図を利用した生々しくも幻想的な映像作品を生み出す小瀬村真美の美術館初個展「小瀬村真美:幻画~像(イメージ)の表皮」が6月16日から開催。

Daiki Tajiri

「餐」ジクレープリント 2018 年 ©Mami Kosemura

小瀬村真美は独特の撮影法で作り出した“静物動画”を通じて、絵画×写真×映像の豊かな可能性を見出し、ギャラリーでの個展はもちろん、東京都現代美術館にて2004年に開催された「MOTアニュアル2004」や、ワシントンDCで07年に開催された「East of Eden」展などのグループ展にも参加、また国内外の多くの美術館に作品が収蔵されている。
彼女による美術館初個展「小瀬村真美:幻画~像(イメージ)の表皮」が原美術館にて6月16日(土)から開催される。

「Objects – New York III」 ジクレープリント 2016 年 ©Mami Kosemura

今展覧会は実在する静物画を模したセットと長期間インターバル撮影を使用した初期アニメーション作品をはじめ、ニューヨークの路上に打ち捨てられていたゴミやガラクタを用い、17 世紀スペインの静物画と見紛う写真に仕上げた近作、さらには、あえて自らの制作過程を公開することで、絵画および自作を批評的に再考する新作の組写真やインスタレーションが展示される。

タイトルにある「幻画」は、初期の映画的装置である「幻燈」と、小瀬村の“動く絵画”を掛けた題名である。また、副題の「像(イメージ)の表皮」は、デジタル作品でありながら小瀬村作品に特徴的な生々しさ、身体的触覚、匂い、物質性というニュアンスを表している。

「Drape」 ジクレープリント 2014 年 ©Mami Kosemura

小瀬村真美:幻画~像(イメージ)の表皮
会期:2018/6/16 (土) - 9/2 (日) 11:00 - 17:00
水曜まで20:00まで開館(祝日を除く・入館は閉館30分前まで)
月曜(7/16は開館)、7/17休館
会場:原美術館
住所:東京都品川区北品川4-7-25