koché spring/summer 17 at tokyo fashion week 

原宿のストリートに突如出現したファッションモンスターの百鬼夜行。

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okt 21 2016, 2:05am

注目の若手デザイナー、クリステル・コーシェが東京でランウェイショーを開催した。場所は原宿のなかでも尖ったセレクトで知られる古着屋Dogなどが店を構える通称"とんちゃん通り"。今コレクションでも、パリで行われたショーと同様にフラッシュモブのようなゲリラ的スタイルを取っていた。

Chanelが傘下に持つ老舗刺繍メゾンLEMARIÉのアーティスティック・ディレクターを兼務していることでも知られるように、彼女が作る服はラッフル使いのブラウスやフェザーのマントのようにクラシカルなエレガンスとフーディーやMA-1に見られるパンクやスケーターのストリートカルチャーを巧みに融合させたスタイルに豪奢な装飾をつけ加えることで、見たことのない世界観を提案している。アップテンポのEDMが大音量で鳴り響くなか、本業のモデルから今回のために召集されたさまざまなルーツを持つ、モデルらしからぬモデルたちがコンクリートジャングルを力強くウォーキング。パリ仕様のサイジングは彼らには少し大きかったようだ。袖や裾がダボダボだったが、それが返って東京らしく、むしろ良く映った。フィナーレには色とりどりのファッションモンスターたちが行灯を片手に突進、いや大行進でショーは終了。爆発的なエネルギーをうちに秘めたユースの精神を余すことなく表現していた。

パリは度重なるテロによって意気消沈しているのだろうか?少なくともKochéのコレクションからは、それらを微塵も感じることはなかった。

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Text Yuuji Ozeki
Photography Takao Iwasawa