世界で最上のディナー皿

次は皿! ルイ・ヴィトンとジェフ・クーンズによるコラボ第2弾が発表。

by Rachel Tashjian
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15 November 2017, 8:56am

これはソースについてではなく、Louis Vuittonについての話だ。これまでブロンズィーノにインスパイアされたグッチのドレス、エルザ・スキャパレリがサルバドール・ダリとともに制作した帽子、彫刻家のアレクサンダー・カルダーがつくったイヤリングなどが商品化されてきたが、ジェフ・クーンズのお皿で誰か食事したことはあるだろうか。

10月12日、クーンズが手がけたLouis Vuittonの〈MASTERSコレクション〉第2弾の発売と、GARAGEのローンチを記念して、クーンズ、GARAGEのエディトリアル・ディレクターであるダーシャ・ジューコワ(Dasha Zhukova)がホストを務めた晩餐会が開かれた。ゲストの前に並ぶ大皿を飾るのは、クロード・モネの《睡蓮》、J.M.W.ターナーの《古代ローマ、ゲルマニクスの遺灰を持って上陸するアグリッピナ》、エドゥアール・マネの《草上の昼食》、ポール・ゴーギャンの《かぐわしき大地》、ニコラ・プッサンの《パンの勝利》、フランソワ・ブーシェの《ソファーに横たわる裸婦》。いずれもコレクションに使われた作品だ。時流を超えたお皿には、ヴィトンのモノグラムである〈LV〉と、ジェフ・クーンズのイニシャル〈JK〉が刻印され、この日を祝うメッセージも添えられた。

フランスのおばあちゃんがつくる鶏肉の赤ワイン煮込みを、ぜひモネのお皿にのせてみたい、と夢見るのも無理はない。しかし、残念ながらこのお皿は、晩餐会のために特別に用意されたアイテムなので、今頃はゲストの自宅にあるだろう。もし、このお皿で食事を楽しみたければ、晩餐会の出席者の手料理をご馳走になるしかない。しかし、晩餐会に出席した大女優か私の財産が80年後のクリスティーズ・オークションに出品される可能性もゼロではないので、そのときはぜひ。

貴重な芸術作品は、食事の際にも役に立つのだ。