死ぬほどつらい〈気持ち〉を話すことの大切さ

生きる道をえらぶために助けを求めるからって、わたしたちは悪いわけでも、弱いわけでもない。

by Ai Ito
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07 October 2020, 6:00am

孤立感・孤独感・無力感……ネガティブな感情に苛まれたとき、自分で自分を救うことの難しさを現代に生きるわたしたちは知っている。いとも簡単にバランスは崩れてしまうものだし、情報は溢れているものの、正論に耐えられないときだってある。

つらい〈気持ち〉をあなどってはいけない。簡単につらい気持ちを消し去る魔法なんてないからだ。どうしたって「気持ちを切り替える」には時間がかかってしまう。だけど、その間に死にたいと考えてしまったら、独りきりで苦しむことなんてない。誰かに相談すれば、防げる自死は相当多いのだ。

助けを求めるからって、わたしたちは悪いわけでも、弱いわけでもない。誰かに迷惑をかけるわけでもない。助けを求めるひとを拒絶するような社会に私たちは生きていたいだろうか?

つらい〈気持ち〉を抱え込んでしまったと感じたら、報道や情報と適度な距離をとり、信頼できるひとや専門家に話をきいてもらおう。新型コロナウイルスが心配だったら、電話やチャットでも相談が可能だ。

もし誰かを助けたいと思ったら、静かに耳を傾けて聴こう。誰かと30分も話していれば、〈死にたい〉という衝動はおさまってくるらしい。

問題は解決しないかもしれない。だけど、いま考えていることがすべてじゃないのだから。

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