編集部が選んだ、ゴールデンウィークに映画館で見る映画7選

NetflixやAmazon primeなど、インターネットで簡単に映画を観ることができる時代だけれど映画館で観る時間は特別。長期休暇に大きなスクリーンとグッドサウンドで映画を楽しみに出かけてはいかが?

by Noriko Wada
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26 April 2022, 6:23am

『カモン カモン』

「全ては、僕が父親である、というところから始まった」と語るマイク・ミルズ監督の新作映画。ホアキン・フェニックス演じるラジオジャーナリスト、ジョニーが甥っ子であるウディ・ノーマン演じるジェシーを預かることになり、不安を抱えながら徐々に信頼関係を築いていく「大人と子どもの関係」をテーマにした物語だ。ジョニーが実際に取材した子ども達が語る現在の生活や世界、未来についての言葉は、大人や社会に向けたメッセージである。ザ・ナショナルのデスナー兄弟が手がけたサウンドトラックにも注目。

2021年製作 108分 アメリカ 配給:ハピネットファントム・スタジオ TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

『MIRRORLIAR FILMS Season3』

2017年に俳優の山田孝之、阿部進之介、映画プロデューサーの伊藤主税によって発足した短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」。 “変化”をテーマとして36名の監督が製作したオムニバス形式の短編映画の第3弾では、松井大吾、井樫彩、Ken Shinozaki、野崎浩貴、林隆行、村岡哲至、山田孝之、李闘士男、渡辺大知らの作品が公開される。人工知能やサウナ、ゾンビなど様々な切り口で、各監督が描いた十人十色の“変化”をみることができる。

2022年製作 日本
配給:イオンエンターテイメント、ティ・ジョイ 5月6日(金)公開

『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』

1862年にスウェーデンに生まれた女性画家、ヒルマ・アフ・クリントはなぜ世に出ることがなかったのかを彼女の作品やキュレーター、アーティストの声を辿っていくドキュメンタリー映画。彼女はワシリー・カンディンスキー、カジミール・マレーヴィチなどよりも早く抽象画を描き、死後20年作品の公表を禁止し、2018年にグッゲンハイム美術館の回顧展で同館最多の約60万人を動員した前衛的で独創的な芸術家だった。芸術界のジェンダーや人種問題によって埋もれていったヒルマの人生を辿る。

2019年製作 94分 ドイツ 配給:トレノバ 4月9日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開

『メイド・イン・バングラデシュ』

バングラデシュにあるアパレルブランドの縫製工場で働く女性達が労働環境を変えようと立ち上がる様子を描いた、バングラデシュの気鋭ルバイヤット・ホセイン監督の作品。10代半ばからバングラデシュの労働闘争に関わったダリヤ・アクター・ドリの実話をもとに、縫製工場労働者の80%が女性で平均年齢は25歳であるバングラデシュの現状や低賃金と過酷な労働時間や環境にひとりで立ち向かう姿を描くノンフィクションに近いヒューマンドラマだ。

2019年製作 95分 フランス・バングラデシュ・デンマーク・ポルトガル 配給:パンドラ 4月16日(土)より、岩波ホールほか全国順次公開

『パリ13区』

カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『ディーパンの闘い』など名作を手がけたジャック・オディアール監督。今作は多くの移民が暮らし再開発地区である現代のパリを象徴するエリア“13区”を舞台に、ミレニアル世代の4人が生きる「いまのパリ」をモノクロームで描く。Savagesのヴォーカル、ジェニー・ベスや本作がスクリーンデビューのルーシー・チャン、セザール賞有望若手男優賞、リュミエール賞新人俳優賞にノミネートされたマキタ・サンバや監督としても活動するノエミ・メルランらが出演。

2021年製作 105分 フランス 提供:松竹、ロングライド 配給:ロングライド 4月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国順次公開

『マイスモールランド』

是枝裕和、西川美和ら映画監督を中心に映像制作集団「分福」の新人、川和田恵真監督の商業映画デビュー作。埼玉に住む在日クルド人の嵐莉菜演じる17歳のサーリャが理不尽な現実に対する複雑な感情を抱きながらも、日本人少年、聡太(奥平大兼)との出会いで彼女が心を開いていく様子が描かれる。あるきっかけで在留資格を失ったサーリャが日本に住みたいと望むことは間違っているのか、監督が「若い世代に届いてほしい」と語る作品だ。

2022年製作 114分 日本・フランス合作 企画:分福 配給:バンダイナムコアーツ 5月6日(金)新宿ピカデリーほか全国公開

『オードリー・ヘプバーン』

ヘレナ・コーン監督がメガホンを取り、不朽の女優オードリー・ヘプバーンの素顔を追求したドキュメンタリー作品。初主演の『ローマの休日』で24歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞し、瞬く間に世界中で知られるミューズとなった彼女の名声の裏にあった苦しみや寂しさ、愛についてをピーター・ボクダノヴィッチ監督や息子、ショーン・ヘプバーン・ファーラー、孫娘のエマ、バレエダンサーのフランチェスカ・ヘイワードなどの声をもとに解き明かしていく。

2020年製作 100分 イギリス 配給:STAR CHANNEL MOVIES 5月6日(金)TOHOシネマズ シャンテ Bunkamura ル・シネマほか全国公開

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