Supremeの珍コラボ19選

電卓、ピンク・パンサー、前田敏夫、ハーモニカ……シュプリームがこれまでに生み出してきた、想像を超えるマッチアップの数々。20年以上にわたるコラボ遍歴のなかでも特に仰天な19の逸品を紹介しよう。

by Steve Salter; translated by Aya Takatsu
|
28 March 2018, 10:32am

夜更かしのしすぎか、先シーズンのLouis Vuittonの影響か、単にネタ切れなのかは定かではないが、最近Supremeの情報通のアカウントの多くが2018年秋冬におけるDolce & Gabbanaとのコラボレーションの噂について投稿した。しかし、これがガセネタだと広く認識されるようになってから、ミラノを拠点とするこのラグジュアリーブランドの共同創設者であり、SNS界のいたずら者でもあるステファノ・ガッバーナは、自らこのニュースをリポストするようになり、熱心なファンはその理由について思いを巡らせたのだ。ファッション界が驚きに包まれた2018年、Supremeのコラボリストは、その商品が発売されるたびにファンが作る行列よりも長くなっている。20年以上にわたるコラボ遍歴の中でも特に仰天な逸品をここに紹介しよう。

1.360 Toy Group(2002年)
世界中のストリートキッズたちのベッドルームを日本製のフィギュアやコレクタブルが席巻し始めると、オリジナルの毛むくじゃらモンスターを携えたSupremeもトイ業界に参入。

2.John Smedley(2005年)
200年の歴史を持つ、女王御用達のニットウェアブランドとつくり上げたロングとショートスリーヴのポロシャツは、Supremeのコラボの中でも群を抜いて控えめなものだと言えるだろう。

3.カエルのカーミット(2008年春夏)
ケイト・モスやマイク・タイソン、レイクウォンからモリッシー(しぶしぶ)に至るまで、Supremeのビジュアルには数えきれないほどのセレブ達が登場したが、カーミットのようにあのボックスロゴがプリントされたTシャツに身を包んだものはごくわずかだ。

4.Budweiser(2009年春夏)
ブランド史上もっともアイコニックな総柄アイテムのひとつを生んだこのコラボにより、マニアはロゴマニアへと変貌した。

5.Sky Bounce Ball(2011年に登場したのち、2016年春夏のノベルティになる)
“永遠にその勢いを失わない、ストリートの定番ボール”と形容されているこのコラボは、ニューヨークっ子たちにはしっくりと来たようだが、ほかの者には理解不可能だった。

6.Hohner社製ハーモニカ(2012年春夏)
このボックスロゴは今やいたるところで目にするが、ドイツ製のハーモニカにくっついているというのはさすがに驚きだった。

7.Hardcore Hammers(2012年秋冬)
このメーカーが作る米国製の道具は、ガチの職人がガチで使うものなので、このアイテムがDIYなどといった用途に使われているとは思えない。その代わり、箱に入れたままきちんと、そして恐ろしげにベッドルームの壁に鎮座しているのだ。

8.ピンク・パンサー(2014年春夏)
Z世代に名作アニメ『ピンク・パンサー』と無能なフランス人警部ジャック・クルーゾーを紹介したカプセルコレクション。

9.White Castle(2015年春夏)
米ハンバーガーの老舗と組んだこのカプセルコレクションこそ、“ミート・イズ・マーダー”のスティーヴン・パトリックakaモリッシーが、自身の写真をキャンペーンビジュアルに使われたことに心底うろたえた理由である。「これは、SupremeがWhite Castleという名のビーフサンドイッチの王にスポンサードされていることを知る前のものだ」。

10.Braun(2015年春夏)
「できるだけデザインしないのが良いデザインだ」とは、Braun――ドイツの家電メーカ――でデザイン部門のトップを務めたディーター・ラムスの有名な言葉である。削ぎ落すの美の巨匠といえる彼がなぜこのボックスロゴを計算機に、そして旅行用の目覚まし時計に加えることを良しとしたのかは謎だ。とにもかくにもSupremeの過激ファンは、これで買い物の総計と転売したときの予想価格を素早く計算することができるようになった。

11.前田敏夫(2015年秋冬)
エロ漫画の巨匠とコラボし、Tシャツ、パーカ、さらには枕まで販売した。

12.MTAメトロカード(2017年春夏)
ニューヨーク・シティを走るクールな電車に乗るための運賃2回分つき。

13.Coleman CT200Uミニバイク(2017年春夏)
乗るか、死ぬか。そう、これは本物のミニバイクなのだ。

14.CashCannon Money Card(2017年春夏)
スローモーションで撮るインスタのストーリーにぴったりの瞬間をあなたに。

15.BMIポケットメジャー(2017年秋冬)
基準に達する方法を知りたいときに。

16.SOG折りたたみ式シャペル(2017年秋冬)
頭の中にシャベルがある男の名前は? ダグ[訳注:掘るの過去形のdugと男性名のDougの発音が同じことから]。では、その同じ男の頭の中にシャベルがなかったら? ダグラス[訳注:Dougless=Dougがない(less)から]。

17.象印タフマグ(2017年秋冬)
12時間アツく、24時間クールをキープ。カフェイン入りの飲み物でアクティブに動くときに。

18.Advanced Elements空気注入式軽量カヤック(2018年春夏)
斧からピンボールマシンまで、2018年春夏は、それまで誰も必要性を感じなかったようなプロダクトが豊富にそろった。冒険心あふれるファッショニスタには、このカヤックとおそろいの救命胴衣がぴったり。

19.Sternピンボールマシン(2018年春夏)
マルチボールの際はライトが点灯。アーケードゲームを家で楽しみたいときに。

This article originally appeared on i-D UK.