ゾーイ・クラヴィッツが語る、ハリウッドの“自覚なき差別”

「キャスティング事務所で私の名前が挙がったときは、大抵私が黒人であることが話題になっているんだと思う」

by Hannah Ongley
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28 June 2017, 11:52am

This article was originally published by i-D US.

ゾーイ・クラヴィッツのIMDBページを見ると、映画『ダークナイト ライジング』の出演を"黒人"であることを理由に拒否されたのを感じさせないほど、様々な作品に出演していることがわかる。最近では、ブロマンティック・コメディから魔法が飛び交うファンタジー(『ラフ・ナイト』から『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』)まで活躍の幅を広げている。しかし、そんなゾーイですら、差別を受けていないわけではない。NET-A-PORTTERが提供する媒体「The Edit」によると、彼女はハリウッドにおける"自覚なき差別"を甘受しているのだという。

「当然ながら今でも差別はある」と、ゾーイは人種を理由に役を断られた経験をもとに話す。「キャスティング事務所で私の名前が挙がったときは、大抵私が黒人であることが話題になっているんだと思う。2組の恋人たちが登場するシーンの台詞を読んだとき、その役名には"黒人"と書かれていた。監督から、黒人の妻役をやってくれと言われたこともある。いまだに黒人は黒人と結婚しないといけないという考えの人がいるなんてばかげてる。しかも、他の役は全員白人なの。本当に差別的な考えだと思う」

それゆえ、『ラフ・ナイト』で几帳面な不動産業者の役を演じた彼女は、その役に情熱を注いだという。「いい服やヒールを身につけた、ボブヘアで保守的なお金持ちのオンナを演じるのは楽しかった」と彼女は話す。「その役は自分自身とは正反対だったし、これまでに演じてきた役柄とも違ったしね」。『ラフ・ナイト』は先日公開されたばかりだが(日本では公開未定)、彼女が投稿したInstagramの写真には1968年のスリラー映画『ローズマリーの赤ちゃん』のリメイクを要望する声が多く集まっている。

Credits


Text Hannah Ongley
Photography Matt Jones
Translation Aya Ikeda

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the edit