ZiembaのMVで学ぶ、アメリカ・メキシコ国境の現実

アメリカとメキシコを行き来してきたZiembaは、新曲「El Paso」で自身の経験をもとに国境地帯のリアルを歌う。

by Georgie Wright; translated by Aya Ikeda
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okt 2 2017, 11:42am

メキシコからの不法移民の流入を防ぐため、アメリカのメキシコの国境地帯に壁を建てるというドナルド・トランプの馬鹿げた政策が話題になったが、しかしそれは深い歴史の歪んだ部分をトランプが都合よく推し進めているにすぎない。アメリカで治安がいいと言われる都市のひとつエル・パソは、世界で最も危険な都市として挙げられるメキシコの都市シウダー・フアレスと隣接している。

Ziembaは9歳でエル・パソに引っ越して以来、そのふたつの都市を行き来しているアメリカ出身のミュージシャンだ。そこでの経験(そして、このエリアについての誤解)は、彼女の最新曲を下支えしている。「国境付近への偏見に満ちた発言をする大統領の姿を見て、「El Paso」のミュージックビデオを、アメリカとメキシコの国境問題における政治的、経済的、社会的背景を知ってもらうために使えないかと考えました」

「偏見や誇張した発言にはとてもうんざりしてます」と語るレネが指摘する都市における歴史認識は非常に重要だ。例えば、ドラッグの多くは遠い砂漠地域からではなく、その地で車や船、人体を通してアメリカに密輸されていることなどがこのMVのなかでは説明されている。

少しばかりHaimやWarpaintっぽさのあるこの曲のMVでは、改めてふたつの都市を旅した彼女と、その実状が紹介されている。

Ziemba plays October 15th at National Sawdust: a multi-sensory composition for Fire Organ, featuring five-part women's choir & custom fragrance apparatus within Fire Organ (voices ignite fragrances in direct relation to music) tickets available now

And November 19th at MoMA Ps1, Sunday Sessions: Spittle of the Moon, alchemical multisensory performance installation.