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yuima nakazato spring/summer 2017 at tokyo fashion week

輝きが溢れ出てるYUIMA NAKAZATOのコレクションピース。

by i-D Staff
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22 October 2016, 2:55am

パリのオートクチュール・コレクションへ日本人としては12年ぶりに参加したデザイナー中里唯馬による自身のブランドYUIMA NAKZATOが東京でインスタレーション形式によるコレクションを発表した。アイスランドの原風景をインスピレーションソースに、果てしなく続く水と氷の世界を最新のプリント技術によるホログラム素材で表現。気が遠くなるような時間を費やして小さなパーツを繋ぎ合わせ、クチュールの域にまで昇華させている。今回のインスタレーションで感じたのは、異なる者同士の許容し合える関係だ。何かが取って代わることは今までによくあったが、発表された服からは新旧それぞれのテクノロジーがこれからもその関係を続けていきたい意思が伝わってくる。古きを置き去りにしていくのではなく、その手を取り合い次の世界へと一緒に走ることが可能なのである、それが心の通ったファッションであるならば。

会場内には円柱状にカーブした高い壁が5つほど配置され、こちらにもホログラムが余すことなく敷き詰められている。それぞれの中にモデルが一人ずつ立つと、台座の役目を兼ねた床の一部が回り始め、幻想的な輝きが遠慮なしに溢れ出る。回転中、アンドロイドのようにゆっくりと手を動かすモデルを壁越しに見ると、それはまるでオーロラの中に佇む妖精のようだ。ショーミュージックも含め全体的に神秘的なコレクションだが、今までよりもどこか温かみが増した印象を受けた。

Credits


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Text Yuuji Ozeki
Photography Takao Iwasawa