adidasが新進気鋭のアーティストとコラボ展

10人の若手アーティストがadidasと組んでタイムカプセルを制作。 NYのニュー・ミュージアムで開催されたエキシビションで、つめかけた来場者たちを沸かせた。

by Hannah Ongley
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19 April 2016, 9:35am

@jambox__

ニュー・ミュージアムが開催したadidasのイベント会場に入ろうと、ニューヨークのバワリーには長い行列ができた。Yeezyをただ配っているのではないか、と思わせるほどの盛況ぶりだ。adidasが、"Tubularの未来"をテーマにタイムカプセルを制作するようアーティストに依頼して始まったこのプロジェクト。来場者はadidasだから集まったのではない。作品を制作・寄贈した10人のアーティストたちは、Instagramで計50万人ものフォロワーを誇っている。参加したアーティストは、ウェブ上でフェミニストのアイコンとなっているアルヴィダ・バイストロム、絵文字王ユン・ジェイク、アート集団「Art Hoe」の創設者マーズ、映像アーティストのエマニュエル・オルンクワとニック・トムなど。ヒップホップ・グループFlatbush Zombiesのスピリチュアルアドバイザーとしても知られるフィリップ・T・アナンドは、クルーのメンバーたちを従えて会場入りしていた。

@sensitiveblackperson

未来のタイムカプセルをテーマにしたこの企画では、アーティストがそれぞれ思い描く未来を自由に解釈し、作品に落とし込んだ。フォトグラファーで映像作家のオルンクワは、才能溢れるコラボレーターたちを集めてプロジェクトに挑んだ。「最近は表に出ること、プラットフォーム、チャンス、そしてそれに付随するべき責任について考えてる。アーティストたちにきわどい質問をした映像を撮るのが、このプロジェクトにぴったりだと思ったんだ」と彼は語ってくれた。影響力のあるプラットフォームとの適度な関係を築く—それが彼の描く未来のビジョンだ。「ウェブで自分のペルソナや自己表現の場を持っている人たちは、美しさを見せることに突き動かされている。それはそれでいい」と彼は言う。「だけど、歴史や文脈、意図がある作品を残してほしい」

A still from Olunkwa's film My Future Is Yours

Saint Laurentのミューズ、ルシア・サンティーニ・リビシも、"人が集まる"ことについては同意見だ。「私たちは1本のロープで結ばれている。離れるなら、少なくとも何かしらの痕を残してからにして」と彼女は作品の横に書き込んでいる。作品の一部はパステルカラーを用いたシュールなウォールペインティングで、来場客は書き込みをすることができる。「オンラインでは、物理的な世界から離れて、たくさんの人が集まり、つながれる」と彼女は説明する。しかし、「私は物理的なつながりに惹かれたの。だから会場に集まったみんなをロープで結んでつなごうと考えた。ロープで見ず知らずの人とつながるか、または置かれた材料で絵に何かしら物理的な痕を残すことによって作品に参加するか、観客自身に決めてもらおうというのが、この作品の意図」

このエキシビションは、スニーカーとどう関連するのだろうか?「出展した作品は、僕の頭の中を表現してる」とオルンクワは言う。「黒人のクィア(同性愛)男性なんだけど、"存在すること"がすべてなんだ—そこに体があることで空間は変わる。アートや表現として着飾ることも、自分の延長としての服を着ることも好き」。一方、リビシはエディ・スリマンとのコラボレーションでSaint Laurentのメンズウェアを着た過去を持つにもかかわらず、「洋服に興味はない」と言う。「毎日パジャマを着て過ごしてるし、服のことなんてもう話したくないわ」

@huan234

@quietlunch

@shaynephotography

@sweetmoonbabyText Hannah Ongley

Images via Instagram 

Credits


Text Hannah Ongley
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Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.

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