Photography Maria Pasenau

ユースカルチャー雑誌『Recens Paper』の新・編集長はあなたかもしれない

創刊者のエリスは18歳になるのを機に辞任し、より若い世代を代表する新しい声の持ち主へと雑誌が引き継がれていくことを希望している。

by Felix Petty; translated by Atsuko Nishiyama
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19 April 2018, 6:23am

Photography Maria Pasenau

これまでエリス・バイ・オルセンには「もっとも若い編集長」という形容がついて回った。若者のカルチャー、ファッション、アートを取り上げる雑誌『Recens Paper』を13歳で創刊。キッズによるキッズのための媒体『Recens』は過去5年のあいだに、独自のアート活動を実践するクリエイティブな若者たちのネットワークを作り出した。これまでの7号を通して世界中から500人以上の作品を取り上げており、その作者はすべて25歳以下の若者だ。

18歳になったエリスは編集者という役割から引退し、『Recens』をより若い新しいリーダーに譲り渡そうとしている。「新しい世代のクリエイティブな若者に機会を与えたい」と彼女はi-Dに語る。「私が『Recens』に関わるのは、本来あるべき姿ではないと感じるようになったんです。業界ではおなじみのやり方で、私がユース・カルチャーを利用してしまうかもしれない危険性が出てきたから。もう若者ではない大人が、若者文化について語るべきことなんて何もないでしょう?」

というわけで現在『Recens』では、これからの雑誌を担う編集者を募集している。「創刊したときの私よりも若々しい感覚を持った人に、このプロジェクトを引き継ぎたい」とエリスは話す。「はっきりしたヴィジョンを持っている誰かに。自分たちの文化を自分たちの言葉で語り続けようとする人たちに、参加してほしい」。興味を持ったら(絶対に興味を持つべき)、recenspaper.comに応募してみよう。エリスはSSENSEのサイトで短編ドキュメンタリーも発表しているので要チェック。

「私が『Recens Paper』を辞めるのは、意識的な選択です。感情的なものではなくて、完全にコンセプトに基づく決断。若く新しい声の持ち主に手綱を譲り渡すのは、創造力の担い手が変遷していくことの重要性を示すための行為でもあります。私が17歳で引退するということ自体が、完璧な物語になると思って。若者自身が決定権を持ち、創造的な活動をめぐる状況をつねに新しく引き起こしていくべきなんです。何が〈クール〉とされるか、その期限はいつも更新され続けていくものだから」

Credits


Photography Maria Pasenau
Translation Atsuko Nishiyama

This article originally appeared on i-D UK.