ロンドン・インディロックの救世主、Goat Girl

「音楽は死から救ってはくれないけど、暇つぶしにはなる」

by Frankie Dunn
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30 June 2017, 12:20pm

「体に触れて、魂に触れて、その深い傷に触れて(Touch my body, touch my soul, touch that deep and disused hole)」。この一節は、最近私たちのお気に入りになっているバンドが歌っている曲の歌詞だ。Goat Girl は、ロージー・ボーンズ(Rosy Bones)、クロティ・クリーム(Clottie Cream)、ネイマ・ジェリー(Naima Jelly)、L.E.Dが参加するガールズバンドだ。現在19-20歳の彼女たちは、10代の頃にクロティに魅力を見出したジェリーとL.E.Dが、彼女を説得するところから始まった。その後ロージーが参加し、バンドとゴートファミリーは4人編成になった。Goat Girlというバンド名は、90年代のスタンダップ・コメディに由来しているそうだ。ビル・ヒックスのファンなら、きっと「Goat Boy」を思い浮かべるだろう。

「ロンドンでは精神的に強くなっただけじゃなくて、生き方も学んだ。それが音楽性にも表れているんだと思う」と語る彼女たちは、現在はロンドン南部で活動している。彼女たちには才能があるし、それは楽曲にも表れている。その気まぐれな音楽性をそのままにと契約した彼女たちは、影響を受けた場所としてロンドンのパブ(主に<The Windmill>)を挙げている。「もし音楽性が合わなくても、そこに集う人々はとても親切で受け入れてくれるから」

HMLTDやデッド・プリティーズ(Dead Pretties)、シェイムといった地元のバンドたちと交流のあるGoat Girlは(彼女たちの意図に反して)、ロンドンにおけるインディシーンの救世主との呼び声も高い。彼女たちの楽しみは「レコーディング、Wetherspoons(パブ)、男、巨大プール、カラオケ」だというが、英知に満ちたその楽曲を聴けば、その答えにも納得がいく。「音楽は死から救ってくれない。だけど、孤独や寂しさから救うことはできる。魂にいいの」

Credits


Text Frankie Dunn
Photography Tim Walker
Hair Alex Brownsell at Streeters using Bumble and bumble
Make-up Lucy Bridge using Chanel Les Indispensables de L'Été and Chanel Blue Serum
L.E.D., Rosy, Lottie and Naima wear all clothing models'
Translation Aya Ikeda

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