RYOTAMURAKAMI

混沌とした新居で:MALL by WALL 19SS

1日限りの新居であるラフォーレミュージアムで、WALLで取り扱いのある若手6ブランドのショー・インスタレーションが開催された。昼と夕方の回に分けて行われたその混沌とした空間に若年層のオーディエンスがワクワクした表情で駆けつける。彼らにだからこそ牽引できる力がそこにあると熱気を感じた。

by YOSHIKO KURATA; photos by Kyohei Hattori
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22 October 2018, 9:51am

RYOTAMURAKAMI

ラフォーレ原宿・WALL HARAJUKUに積み上げられる「SG moving」(旧佐川引越しセンター)の段ボール、そしてラフォーレミュージアムに足を踏み入れれば、SG movingユニフォームを着たスタッフや各ブースに梱包材、段ボール、業務用台車など普段ならバックステージに置いてあるようなものたちが空間をつくりあげる。

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その混沌とした場所で、osakentaro、梨凛花、MIYAO、PEMINUTE、bodysong.、RYOTAMURAKAMIのインスタレーションショーが行われた。藁を敷き詰め、スモークの中からモデルがゆっくりと登場したのは、PEMINUTE。そもそもインスタレーションが始まる以前に、手元にあったインビテーションにある白黒のルック写真と「ユウド(尤度)」の文字が心の中にひっかかっていた。「iPhoneのTrue color機能やRatinaで再現される色のフェイクさに注目して、撮影を白黒で行うことを決めたのが今回のスタート地点です。オリバーサックス著書の『色のない島』に書かれている通り、色の情報をなくすことで形に意識を向けるという意味も込めています」とデザイナーの半澤が言うように、これまでのPEMINUTEのバロック的な表現を白黒に削ぎ落とすことでより一層シェイプが露わになる。一段とシュールな雰囲気を漂わせたのは、マーメイドが2体、人間によって地上に運ばれた瞬間。「ランウェイでインスタレーション形式であることを逆手に取り、『歩けないルック』をスタイリングで組みました」

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PEMINUTE
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bodysong.

bodysong,は、「fragile」というテーマのもと会場中央に倒れそうな程に天井まで段ボールを積み上げる。ここ数シーズン、コレクションムービーやインビテーションデザインなどを監修するCattleya Tokyoとのグラフィカルなムービーを背にNORIKONAKAZATOとのコラボレーションハットを被ったモデルが順繰りに登場。ブランドアイデンティティでもある派手な色彩のグラフィックやNORIKONAKAZATOのコラボレーションピースが人だかりの中で光り輝く。

osakentaro、梨凛花、MIYAO、RYOTA MURAKAMIも、誰しも見覚えのあるような引越し後のカオスな新居でそれぞれの部屋をつくりあげた。

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MIYAO
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MIYAO
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osakentaro
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osakentaro
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