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エリック・コストンがコペンハーゲンのスケボースポットを紹介

Nike SBとのコラボレーションをローンチしたSoullandデザイナーのシラス・アドラーと伝説のスケーター、エリック・コストンに話を聞いた。

by Charlotte Gush
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08 September 2016, 3:39am

先週、コペンハーゲンのストリートは群衆に溢れかえった。群衆は2つのグループに分かれていた。ひとつは、コペンハーゲンのファッションウィークを見るために集まった人々。他方は、CPHオープンに参加・観戦しようと世界から集まったスケーターたちだった。そして、今回発表されたデンマークのブランドSoullandとアメリカのプロスケーター、エリック・コストンがNike SBと作り出したコラボレーションは、ジャンルが交わるこの街のクリエイティブシーンを象徴していると言えるだろう。

ジャケット、シャツ、そして先進技術によって生み出されたシューズには「FRI.day」の文字が配されている。Friは、デンマーク語で「自由」を意味する。このコレクションは、コペンハーゲンのスケート文化に宿る「Fri」にインスパイアされて——より厳密にいえば、コペンハーゲン市内最高のスケートパークで日がな一日スケボーに勤しんだスケーターたちが、疲れた体を癒すべく運河に飛び込む慣習にインスパイアされて、作られたもの。それを象徴する形で、この「FRI.day」のスローガンが考案され、デザインに組み込まれた。i-Dは、エリック・コストンと、Soullandのデザイナー、シラス・アドラー(Silas Adler)に、コペンハーゲン市内にあるおすすめのスケボースポットを教えてもらった。

イスラエルス・プラッツ(Israels Plads
エリック(以下E:イスラエルス・プラッツは比較的新しいスポットで、広場なんだけど、ボウルがあるんだ。つい最近になって知ったんだけど、あのボウルはウィリアム・フレデリクセン(William Frederiksen)がデザインしたらしくて。たぶん、スケートができるものが作りたかったんだと思うけど、子供たちがキックボードで遊べるようにっていう考えもあっただろうね。ドーナツみたいなデザインだよ。
シラス(以下S:そうだね、ドーナツの反対って感じだね。
E:ウィリアム・フレデリクセンは、CPHオープンを主宰してるんだけど、屋内スケートパークも運営していて、コペンハーゲンのスケート文化の守り神なんだ。

ヤーマープラッツ(Jarmer Plads
E:ヤーマープラッツは、俺にとって愛憎関係にある場所。遊んだりスケボーをするには最高の場所なんだけど、スケーターとしてはハードルが高い場所なんだよね。グランドの質感は、粗いけどスムースというか——トリックを繰り出したりするのがなぜか難しくなる、そんな不思議な場所なんだよ。あそこでスケートをするときは、いつも以上に気合を入れなきゃならない。
S:コペンハーゲン版サウスバンクといったところかな。スポット自体はサウスバンクとまったく違うんだけど、コペンハーゲンで撮影されるスケボー映像には必ず登場する場所のひとつなんだ。だからスケーターたちがたくさんあそこに行くわけだけど、みんな「あそこは難しい」って言うよ。世界のどんな街にも、ああいうスポットはあるよね。地元のスケーターしか集まらない場所だよ。プロスケーターたちが来ると「ヤルテ・ハルバーグ(Hjalte Halberg)がこの場所の主だって教えてやるんだ。あそこをあんな風に攻めることができるのはヤルテだけ。慣れるのにも長い時間がかかるからね。それに、あのスポットが俺を育ててくれたんだ。俺がまだ子供の頃に憧れてたクルーがあそこを見つけて、スケボーのスポットにしたんだ。おもしろいことにこのビデオでは、懐かしいOGが出てる1998年の映像を他のスケーターたちの映像とミックスしてるんだよ。最初の部分だけ見たら、それが98年の映像だなんて気付かないだろ?

E:ほんとだ。現代の映像と完全に馴染んでいて、昨日撮ったって言われても信じるよね。
S:コペンハーゲンのスケーターたちにとっては、OGへオマージュみたいなもの。
E:俺はあそこには14年前に行ったんだ。スケーターにとって、あそこはランドマーク的な存在。でも、とにかく難しいスポット——「もっと上手くなれ」って背中を押される場所なんだ。だから愛憎入り混じっているんだ。いつもならキマるものが、あそこではキマらない。でも、俺は頑固だからさ、トリックをキメたいなら、いつもよりさらに頑張らなきゃならない。そうやってさらなる高み、次のレベルに行けるんだと思う。あそこでしか起こらないことがあるんだよ。

シティー・ホール・プラザ(City Hall Plaza
S:ヤーマーよりさらにスケーターにとって悪夢となるスポットがあるとすれば、それはシティー・ホール・プラザだね。まず人が多い。そしてベンチでトリックをキメようとしても、そこにバンプがあったりする。小さなバンプがあると、スポットとしてはあんまり良くないんだけど、あそこから見る景色は最高なんだ!
E:ショッピングエリアの端にあって、ひっきりなしに人が通るから、通行人をうまく避けながらスケートをしなきゃならないし、信号が赤に変わって通行人の足が止まるのを待ったりしなきゃならないんだよね。でも、通行人の足が止まってそこに人が増えすぎれば、今度は彼らが邪魔になる。だからスケーターは、待ってみたりタイミングを見計らったりを繰り返しながら、人混みのなかをすり抜けられる一瞬を見極めなきゃならない。攻めるには難しいだけど、いいスポットだよ。

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Credits


Text Charlotte Gush
Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.