東京で開催された「PRADA EXTENDS」を振り返る

リッチー・ホウティンがキュレーションを手がけ、世界を巡回する音楽イベントは、大盛況で幕を閉じた。渋谷のPRADA MIYASHITA PARK店で行われたトークショーと寺田倉庫でのクローズドパーティーのレポートをお届け。

by Noriko Wada
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29 July 2022, 9:21am

2021年11月にロンドンでスタートした世界巡回型のライブイベント「PRADA EXTENDS」が、2022年7月21日(木)に東京で開催された。人と人をつなげる手段として音楽にフォーカスした体験型イベント「The Sound Of Prada」の一環として催された本プロジェクトは、エレクトロニック・ミュージシャンのリッチー・ホウティン(別名義Plastikman)がキュレーションを手がけ、トークイベントとパーティーの2つで構成された。トークは、渋谷のPRADA MIYASHITA PARK店で、DOMMUNEの宇川直宏とホウティンにより行われ、当初は日本でスタートする予定だった本イベントがパンデミックにより延期された経緯や、ローカルシーンでのイベントやコミュニティについて、ラフ・シモンズとのやり取り、エレクトロミュージックの今後などを語り合った。

1.Atmosphere_Prada Extends Tokyo talk.jpg

ミウッチャ・プラダとともに共同クリエイティブディレクターであるラフ・シモンズとホウティンは20年以上の親交がある。「まさにラフとの出会いはダンスフロアだった。90年代ベルリンのクラブで、6-7時間DJしていた時にずっと踊り続けていたのがラフだった」とホウティンは回顧した。さらに今回のプロジェクトもラフから電話があり、迷った末に「自分の作品やエレクトロミュージックの大ファンであることを知っていたので、PRADAと自分の共通点を見つけてくれたんだと彼を信頼してこの冒険が始まった」と語った。また、本イベントについて、自身が育ったカナダのデトロイトで体験した、色々な人が集まり刺激をし合うこと、アイデアを交換すること、友情や競争を、若いクリエイターにも体験してほしいと想いを明かした。

トーク後に寺田倉庫で開催されたパーティーでは、ホウティンと彼がキュレートしたDJとVJがペアを組みパフォーマンスが披露された。多様性を意識して選出したというDJは、韓国のプロデューサーおよびビート メーカー・アーティストであるLionclad、東京を拠点とするアーティストmachìna、日本のプロデューサーおよび エレクトロニック・ミュージシャンであるYuri Urano。会場には、水川あさみや永野芽郁、坂口健太郎、北村匠海森星kemioUTAなど多くのセレブリティが駆けつけ、一夜限りのスペシャルな時間を楽しんだ。日本酒ソムリエの資格を持つホウティンがセレクトした日本酒も振る舞われ、ローカルシーンでの様々なカルチャーの融合が体現された。

3.Richie Hawtin_Prada Extends Tokyo party.jpg

ファッションや音楽、お酒など異なるカルチャーを繋いで組み合わせることで、新しい感覚や感情が生まれる。どう組み合わせるのが心地良いか(feel good)を探求し、それを人と共有することが人生の楽しみなのだと、ホウティンはチャーミングに笑った。

2.Richie Hawtin_Prada Extends Tokyo talk.jpg
1.LIONCLAD _Prada Extends Tokyo party.jpg
8.MACHINA_Prada Extends Tokyo party.jpg
11.YURI URANO and MANAMI SAKAMOTO_Prada Extends Tokyo party.jpg
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