ヨーロッパに伝播した、レイシズムと警察の暴力への抗議デモ in Photos
米国でジョージ・フロイドが警官に殺害された事件を受け、ヨーロッパ各地でもデモが行われている。

Photography Tom Ivin
5月31日、ロンドンで人種差別と警察の残虐行為に対するデモ行進が行われ、数千人が参加した。参加者は米国各地のプロテスターたちと連帯し、ミネアポリス警察によるジョージ・フロイド殺害に対して、そしてこれまでに英国警察や政府が振るってきた人種差別的な暴力に対して声を上げた。
午後1時、トラファルガー広場に集まったデモ参加者は、米国と英国で警察の暴力によって亡くなった犠牲者の名前を叫び、プラカードと拳を空に向かって掲げ、途中で一斉にひざまづきながら、ダウニング・ストリートを抜けてヴォクソールの米大使館へと向かった。このデモ行進の前日には、ペッカムでも小規模なデモが行なわれた。
英国内では、マンチェスターのセントピーターズスクエアとディーンズゲートでも同様の抗議デモが行われ、ベルリンやトロントなど世界各地でも、多くの人びとが街へと繰り出している。この先も平和的なデモが計画されていて、国家的暴力の〈パンデミック〉が黒人の命を奪い続けている今、ソーシャルディスタンシングはもはや優先事項ではない、と感じているひとも多い。
しかし、いまだにウイルスが猛威を振るうなかで大規模なデモに参加するのが不安なひともいるだろう。特にウイルスによる影響を受けやすいひとにとっては、なおさらそうだ。オンラインで支援する方法ついては、寄付を募っている現場で活動する団体のリストを参考にしてほしい。














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Photography Tom Ivin
This article originally appeared on i-D UK.