音楽家・蓮沼執太「自分が行ってきた行動を見直す機会が生まれている」【離れても連帯Q&A】 

新型コロナ禍における文化支援やセルフケア術を探るシリーズ〈離れても連帯 〉第二弾。音楽家の蓮沼執太と考える「今できること」と「未来に向けてできること」。

by Sogo Hiraiwa and Shuta Hasunuma
|
15 April 2020, 8:35am

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によって、日本ではいま、多くの文化施設が休業を強いられ、感染防止対策として、あるいは政府による“自粛の要請”によって。また「ステイ・ホーム」や「ソーシャル・ディスタンシング(距離をとること)」が求められ、人と人とのコミュニケーションはいまだかつてなく制限されています。

こうした中でわたしたちには何ができるのでしょうか。文化を維持するために、好きな人や場所を守るためには何が? 離ればなれであっても連帯するには? この"非日常"が続く春を忘れないためには? さまざまなジャンルの第一線で活躍している方々にアンケートを実施し、そのヒントを探ります。

今回は、音楽家の蓮沼執太が登場。

KEEP-DISTANCE-IN-SOLODARITY

──新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、今あなたが属している業界や産業はどんな打撃を受けていますか?

蓮沼:業界や産業という括りの中では表せきれない様々な動きをされている方がいると思うので、その人の数だけ、それぞれの打撃があるのかなと思います。まずは自分への影響ということを話すと、今年の7月までの催しはほとんど延期、または中止です。主催者側の賢明な判断だと思っています。

──応援・支援するには、わたしたちに何ができるでしょうか?

蓮沼:応援ということだと、皆さんがストレス無く今できることをそれぞれが考えて実践するのみだと思います。家にいることで、感染者数を増やさず、経過を見守ることが一番かと。支援ということだと、アーティストには作品購入、音楽家にはその音楽を聴く、スペースなどの施設サポートにはクラウド・ファウンディングなど、対象にとって直接的に届くような具体的なサポートが一番だと思います。

──自宅待機以降に新しく始めたこと、もしくはポジティブな影響・変化がありますか?

蓮沼:そもそも数年自分が行ってきた行動の見直しをする機会が生まれています。未来というこれからやってくると思われている時間軸の再考の機会でもあります。

──コロナのビフォー/アフターで、変化した自分の考え方や、社会への認識があれば教えてください。

蓮沼:認識の変化は無いです。今回のコロナ・パンデミックが起こって、今まで隠していたような事柄が一般レヴェルで顕在化された印象です。

──自宅隔離中の人に試してほしい、オススメの行動やコンテンツを教えてください。

蓮沼:早寝早起、掃除洗濯、読書、考え事などの自分の時間を使うことでしょうか。コンテンツは欧米のアート・インスティチュートなどがシェアしている動画などをよく観ています。

──2020年2月の自分に伝えたい・教えてあげたいことは?

蓮沼:正確な情報を手に入れて、冷静に行動をすること。社会の細かい変化に敏感ではいつつも一喜一憂しないこと。

──自分の今の気持ち・気分を音楽で表すとしたら?

蓮沼:自分(とその仲間)で今制作している新曲をずっと聴いています。

──コロナ禍が落ち着いた後、日本の社会にはどう変わっていってほしいですか?

蓮沼:他者だけではなく、自然や地球の声に耳を傾けていける社会になってほしいです。でも、のんびり自分の時間をすごす、という機会をポジティヴに考えてすごしていきたいですね。

@shuta_hasunuma

1586837700281-B

Special Thanks Kisshomaru Shimamura

Tagged:
COVID-19
Shuta Hasunuma