イギリスで性差別的な広告の取り締まりが強化

ブロンドヘアーにナイスバディ—女性の理想像を語る広告には、もううんざり。

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jul 21 2017, 10:25am

英国広告基準局(ASA)が、ジェンダー問題へのステレオタイプを軽減させるべく、新しく規制基準を定めた。広告を通して発信される女性の体型やジェンダーロールに対する差別意識は、長い年月を経て私たちの社会に根付いてしまっている。例えば、不健康なほどにやせ細ったモデルや、白人に基準を合わせたが故に過剰に加工された画像などがASAの規制対象となっている。 広告が人に与える影響は大きい。それはもう、「おいしいけど、こんなに高カロリーのチョコレートケーキは食べちゃいけない!」と自粛してしまうほどに。

そこでASAは、広告上における、女性の侮辱的な描かれ方を撲滅するのと同様に、家事や上司のゴルフスケジュール管理など、古くさい女性像を描いた広告を廃止すべきだと指摘した。報告書の立案者エリー・スミリー( Ellie Smillie)は、世界中に蔓延る歪んだジェンダー観を包括的に再考し、「ジェンダーに対する固定観念は、その人自身のあり方を限定してしまいます。また、それは人生の選択肢を狭めることにもなるのです。今回私たちASAが実施したこの規制は、悪影響を及ぼすこれらの広告を取り締まるだけでなく、現代社会に則した表現の増加を促すことにもつながるでしょう」と述べた。

リビングに散らばったレゴのあいだを駆け回る双子の息子を6インチのヒールでよろめきながら追いかける妻の横で、夫はソファで悠々とテレビを見ながら、冷たい飲み物を片手にデザートが運ばれてくるのを待っている。こんな偏見に満ちた広告を見ることも近い将来なくなるだろう。

Credits


Text Georgie Wright
Image via Twitter
Translation Aya Ikeda