アーティスト50人による「宮崎駿アート・ショー」

サンフランシスコのギャラリーSpoke Art Galleryが、スタジオ・ジブリの作品を題材として、世界50人のアーティストを召喚し、大規模なグループ展を開催する。

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feb 3 2017, 1:51am

Yohan Sacre

Spoke Art Galleryを知らなかったとしても、きっとあなたはこれまでこのギャラリーについて、もしくはこのギャラリーで開催されたショーについては聞いたことがあるはずだ。Facebook経由で届いた招待状にその名が書かれていたかもしれない——もしくは、映画監督ウェス・アンダーソンの独特な映画作品世界を讃える各領域のアーティストたちが作品を展示するアート・ショー『Bad Dads』は、毎年このギャラリーで開催されているのだが、いかがだろうか?昨年の『Bad Dads』展には、『天才マックスの世界』でラテン語の授業を廃止の危機から救うマックス・フィッシャーを写実的に描いた油絵作品や、バスルームで煙草を吸い続けるマーゴ・テネンバウムをモデルにした立体彫刻などが展示されていた。そんなSpoke Art Galleryが今回企画したのが、ウェス・アンダーソンに引けを取らない人気を誇る映画監督、スタジオ・ジブリの宮崎駿の世界を描くアート・ショーだ。

Zard Apuya

2月4日よりサンフランシスコのSpoke Art Galleryで開催される『ミヤザキアート・ショー』は、世界中からのアーティスト50人による作品を集めて展示するというもの。すべての作品が、宮崎駿監督作品からインスピレーションを得て制作されたものとなる。予想どおり、『となりのトトロ』と『千と千尋の神隠し』がもっとも人気の高い題材作品となったが、他にも2013年作品『風立ちぬ』や2010年短編作品『パン種とタマゴ姫』など、様々な宮崎作品がインスピレーション源として選ばれている。水彩から彫刻、イラスト、プリントなど技法も様々なアート作品にも、「強い女性」や「自然への畏敬」など、宮崎監督がこれまで一貫して打ち出してきたテーマが見られる。

LaurenYS

宮崎作品への人々の興味が薄れる気配はない。ここ数ヶ月でも、ジブリ関連のニュースがまた取り沙汰されてきた。まずは、2013年に一度は引退の意向を表明した監督が、自らそれを撤回して復帰し、最後の作品となる短編映画『毛虫のボロ』を制作すると明かした。報道によれば、監督は『毛虫のボロ』で初めてデジタル技術を用いるそうだ。アメリカでは、初公開から15周年を記念して『千と千尋の神隠し』が、そして初公開から20周年を記念して『もののけ姫』が再上映されるという。そして、宮崎駿監督の息子であり自身もアニメ監督である宮崎吾朗による、ジブリ初テレビ・シリーズ『山賊の娘ローニャ』が今日からアマゾン・スタジオにて初放送となる。

Kat Philbin

Spoke Art Galleryは、展覧会の初日にMiyazaki Art Showオープニング・パーティ開催を予定している。ジブリ・キャラクターのコスプレをして来場すれば、優先的に入場できるという。ジブリのキャラクターをいっぺんにチェックしたいという読者は、この『シンプソンズ』のエピソードを観てみてはいかがだろうか?

『ミヤザキアート・ショー』は、サンフランシスコのSpoke Art Galleryにて2017年2月4日から25日まで開催。より詳しい情報はこちら

Monica Garwood

Jayde Fish

JAWCOOPER

Credits


Text Emily Manning
Translation Shinsuke Kuriyama at WORDSBERG Inc.