ソフィア・コッポラのプライベートな夜会へ

アンドリュー・ダーハムが彼女の撮影の裏側を捉えた写真集は2月9日に発売、そしてソフィア・コッポラ監督の待望の最新作『The Beguiled / ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日に公開。

by Tatsuya Yamaguchi; photos by Nobuko Baba
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23 January 2018, 9:28am

急に降り始めた雨と凍えるような寒さに、どうしても肩に力が入ってしまう。2018年1月17日の夜、映画界のみならず女性のアイコン的存在とも称されるアメリカ人映画監督、ソフィア・コッポラによる長編6作目となる最新作『The Beguiled / ビガイルド 欲望のめざめ』のジャパンプレミアを祝したクローズドなアフターパーティーが、原宿・BOOKMARCで開かれた。トーマス・カリナンの小説『The Beguiled』を題材にした本作は、ニコール・キッドマン、コリン・ファレルら豪華キャストを迎えた「新境地にして集大成とも言える極上のスリラー」だ。

招かれたゲストたちは、彼女の父で映画監督のフランシス・フォード・コッポラがカリフォルニア州ナパバレーで経営しているワイナリーで造られた「ソフィア・ブランド」のワインを片手に、彼女の到着を今か今かと待ち望んでいた——2017年度カンヌ国際映画祭で、女性監督では史上2人目となる「監督賞」を受賞し、 同作が2018年2月23日に日本公開を控えるソフィアが会場に到着する頃には、雨はすっかり上がっていた。会場は即座に熱気に包まれた。

この日、監督20周年を記念してDU BOOKSから刊行される日本限定のメモリアル・ブック『Andrew Durham SET PICTURES Behind the Scenes with Sofia Coppola』の著者アンドリュー・ダーハムも来店し、ゲストとの談笑を楽しみながら気さくにサインに応じる姿があった。彼は写真家であると同時に、1990年にソフィアとLAで邂逅して以降、彼女を陰で支えてきたプロデューサーでもある。本書には『ロスト・イン・トランスレーション』や『マリー・アントワネット』をはじめ、最新作『ビガイルド』の裏側を捉えた未公開のオフショットや、ビル・マーレイやエル・ファニング、ソフィアのミューズとも言えるキルスティン・ダンストの姿も収められている。

ソフィアは、東京に住む旧知の友人たちとの会話を楽しんでいた。2003年に公開された東京を舞台にした映画『ロスト・イン・トランスレーション』に言及するだけで十分かもしれないが、幼少期から何度も東京を訪ねたことがあるソフィアとここ東京の地は、実につながりの深い場所なのだ。2016年に敢行したi-D Japanのインタビューで「東京の文化は私のテイストを生むインスピレーションのひとつです。このガールズカルチャーを目にし、映画に落とし込めるかもと思わせてくれた街です」と語っていたほどに。予定していた終了時間よりも長く滞在したソフィアと共にする時間を惜しむように、ゲストの数は一向に減る気配がなかった。

『The Beguil『The Beguiled / ビガイルド 欲望のめざめ』
2月23日(金)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開

『Andrew Durham SET PICTURES Behind the Scenes with Sofia Coppola』
写真:アンドリュー・ダーハム
メッセージ:ソフィア・コッポラ
デザイン:ジョセフ・ローガン
編集:林央子
刊行:DU BOOKS
2018年2月9日(金)発売

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