北田瑞絵個展:一枚皮だからな、我々は

塩竈フォトフェスティバル2016の大賞を受賞した若手写真家、北田瑞絵の写真展「一枚皮だからな、我々は。」が、高田馬場・ギャラリーAlt_Mediumで2018年2月8日(木)から20日(火)まで開催される。

by Tatsuya Yamaguchi
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22 January 2018, 10:13am

1991年、和歌山県生まれの北田瑞絵は、同地を離れず写真作品を撮り続けている新鋭の女性写真家だ。塩竈フォトフェスティバル2016で大賞を受賞した作品に新作を加えた写真集『一枚皮だからな、我々は。』を、2017年末に刊行したばかりの彼女による同名の個展が、高田馬場のAlt_Mediumで開かれる。会期は、2月8日(木)から20日(火)までだ。

北田の誌面デビューは2015年、週間『プレイボーイ』の「ヌードモデル・兎丸愛美特集」だった。女性写真家が女性のヌードを撮ることは決して珍しいことではない。「女性の在り方に小さい頃から興味があって、写真を撮り始めた時に自然と被写体に選んでいた」と言う。つまり、現在も撮り続けているヌード写真は、擬似的に男性的視点に立つような「性」のフィルターを経て辿り着いたのでなく、女性の「生」をまざまざと写しとろうとした結果なのだ。「ヌードを撮影させてもらったり会話をしたり、自分以外の女の子たちと向き合う時間が増えていった」

彼女が向き合ったのは、自身の家族(と柴犬の男の子)と過ごすかけがえのない日々や、和歌山の豊かな自然と土地でもあった。作品に垣間見える生命力はそうして育まれた彼女の感性、あるいは「愛着」によるところが大きいと言う。「自分が本当に撮っているものは何なんだろうと考えるようになった」。その答えのひとつは、一見すると統一性のない被写体、そのすべてに相通じる「命」だった。「女の子も犬もみかんも植物もみんな、一枚皮をまとった命」なのだと。

北田瑞絵写真展「一枚皮だからな、我々は。」
場所:Alt_Medium
住所:東京都 新宿区下落合2-6-3堀内会館1F
会期:2018年2月8日(木)〜2月20日(火)*水曜日休廊
時間:12:00〜20:00 *最終日は17時まで

写真集『一枚皮だからな、我々は。』
編集:菊田樹子
発行:塩竈フォトフェスティバル

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