Fyre Festivalを下敷きにした、Netflixの新作血みどろホラー『I-Land 戦慄の島』

デジタル時代史上最大の惨事として名高い〈Fyre Festival(ファイア・フェスティバル)〉をベースにした、ホラードラマ『I-Land 戦慄の島』がNetflixで公開される。果たして劇中でもイベントの主催者アンディ・キングは、水のためにフェラチオをするのだろうか?

by Alim Kheraj; translated by Ai Nakayama
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26 August 2019, 4:07am

The I-Land on Netflix

〈Fyre Festival(ファイア・フェスティバル)〉はデジタル時代史上最大の惨事として歴史に残るはずだ。Instagramでインフルエンサーやセレブが大々的にこのフェスティバルをPRしていたものの、実際に行ってみればまさに悪夢のような惨憺たる状況。数千ドルを支払った参加者は、現地で宿もなく、薄いパンにスライスチーズが乗っただけのサンドイッチでどうにか生き延びるような有様だった。

私たちは幸運なことに、イベント後、Netflixのドキュメンタリー『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』でその様子を追体験することができた。本ドキュメンタリーでは、Fyreのイベントプロデューサー、アンディ・キングが、費用を支払った参加者にミネラルウォーターだけでも支給するため、バハマの税関職員にフェラチオをする覚悟だった、と証言して話題となった。

そして最近、NetflixはFyre Festivalを下敷きにしつつ、血みどろに仕上げた新作ホラードラマ『I-Land 戦慄の島』のトレーラーを発表。実に衝撃的な作品に仕上がっているように見受けられる。

トレーラー前半は、Fyre Festivalの宣伝に使用された映像と酷似している。ナイスバディの白人たちがボートから海に飛び込んだり、泳ぐブタが登場したり、別のEDMフェスから拝借した映像を差し挟んだり……。

Netflix the I-Land

しかし、実際のFyre Festivalと同じように、野心的な旅となるはずだったこの経験は、最終的に完全なるカオスと化す。

『I-Land 戦慄の島』は、見目麗しいひとびとがビーチで楽しむだけの物語ではない。最高に陰惨だ。トレーラー後半ではサメ、銃、燃えさかる小屋が登場。さらには指がすべて切断された女性の姿も。さながら『蠅の王』×『キャビン』といったところか。おまけに、そこはかとない『ロストワールド/ジュラシックパーク』風味も感じられる。

ケイト・ボスワース、ナタリー・マルティネスらが出演する本作は、「自分が誰なのか、なぜ島にいるのか思い出せない状態で目を覚ました10人の男女」が主人公。島からの脱出を試みるなかで、彼らはこの島に仕組まれた裏側に気づく。数々の障害に身体的にも精神的にも追い詰められながら、彼らは自らの能力を最大限に発揮するか、劣った人間として死ぬかの選択を余儀なくされる……。

夏フェスから帰るときの長距離バスって、まさにこんな感じでは?

『I-Land 戦慄の島』シーズン1は、全7エピソード。9月12日に配信開始。

This article originally appeared on i-D UK.

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