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スパイク・ジョーンズ、ライアン・マッギンレーらが登場、Opening Ceremony最新ルックブック

Emily Manning

スパイク・ジョーンズ、ライアン・マッギンレー、ホリー・スミス、コリエ・ショア、ミア・ワシコウスカ、ディローン、マーク・ハンドリーらが、Opening Ceremonyのポートレイト・シリーズで、どんな関係でも祝福する。

キャロル・リムとウンベルト・レオンは、1993年、カリフォルニア大学バークレー校で出会った。お互いに1年生だった当時を、リムは鮮明に覚えているという。彼女のルームメイトが、レオンを家に連れてきたのだ。「わたしはパジャマ姿だった。その日、ウンベルトが踊りに行こうってサンフランシスコに誘ってくれた」と、リムはいう。経済学を専攻していたリム。翌朝は授業があったが、彼女は誘いに乗ってサンフランシスコに向かった。「わたしたちの関係は、あの時から始まっていたんだと思う。いまでも、"押して引いて"の関係がわたしたちのあいだには強く存在している」

ふたりが出会ってから22年、そして2002年にOpening Ceremonyを立ち上げてからは15年が経つ。ハワード・ストリートにオープンした初期から、Opening Ceremonyはこれまで一貫して、ひとの結びつき、発見、友情、そして楽しさを表現してきた。リムとレオンは、海外のデザイナーたちとそのバックグラウンドを讃えるコンセプト・ストアというビジネスモデルを確立した(これまで、ベルギーやブラジル、中国の文化と、それら国々のデザイナーたちにスポットライトを当ててきた)。また、ふたりは地元カリフォルニアに持つクリエイティブのネットワークを広げ、クロエ・セヴィニーをはじめ、バークレー仲間であるパトリック・アーヴェルやRodarteのケイト・マレヴィとローラ・マレヴィ姉妹、映像作家のスパイク・ジョーンズらとも、長年の共働関係を築いてきた。

リムとレオンは「Changers」という芝居を通して、2018年春夏コレクションを発表した。踊りを組み込んだこのショーは、スパイク・ジョーンズが脚本と演出を担当している。ジョーンズとOpening Ceremonyのコラボは今回が初めてではない。彼はこれまでも、『かいじゅうたちのいるところ』や『Her/世界でひとつの彼女』などの映画公開に合わせて、Opening Ceremonyとカプセル・コレクションを制作してきた。そして、2014年にも芝居として実際のファッション・ショーを見せる「100% Lost Cotton」を共同演出している。さらに、リムとレオンは2015年に、ジョーンズの展覧会を開催している。一夜限りのイベントとしてギャラリーで開催されたこのイベントが、Opening Ceremonyの2015年秋冬コレクションのショー会場ともなった。

Opening Ceremonyのふたりと同じく、ジョーンズもまた、ひととの結びつきがクリエイティブを育むのだと考えている。ジョーンズは、テクノロジーが持つロマンチックな可能性を探った、甘くてソウルフルな映画『Her』でアカデミー賞脚本賞を受賞している。今回、ニューヨークのイースト・ビレッジにある実験演劇の聖地<La Mama>で上演された『Changers』で、ジョーンズはダンスを通して愛と関係について探っている。振付は、現在世界でもっとも人気の振付師ライアン・ヘフィントンが担当している。

ショーについては後日、レビューを掲載するとして、いまのところは写真家ブリジット・ラコンブが手がけた『Changers』のルックブックで、その世界観を堪能してほしい。そこには『Changers』の主役となるミア・ワシコウスカとラキース・スタンフィールド、ホリー・スミス(Holli Smith)とコリエ・ショア、ライアン・マッギンレーとマーク・アーミターノ・ドミンゴ、エリン・マギーとニコール・アルビノなど、リムとレオンお気に入りのペア数組が捉えられている。またカップルに加え、2017年春のプレ・コレクションで起用されていたOpening Ceremonyのミューズ、友人、そしてファミリーの面々が捉えられている。

被写体全員がそれぞれのペアの相手に関して、好きなところと嫌いなところを言葉にしている。ブライアン・ディグローは「彼女の純粋なところが好き。時間にルーズなところは大嫌い」と、ともにバンドのギャング・ギャング・ダンスを結成しているリジー・ブガッツォスについて話し、ネイル・アーティストのナオミ・ヤスダは「ポジティブなところと、彼女のエネルギーが好き。3ヶ月に一度しかペディキュアをしないところは嫌い! 毎月塗るべきだと思う」と、親友でプロデューサーでもあるキム・アン・フォックスマンについて話している。

恋愛関係を良好に保つための秘訣を明かしているカップルもいる。「関係が刺激的であること。それとゴシップ! ショッピングのときに冒険のような楽しさが一緒に味わえること」と、ミシェル・セイラムとマシュー・マズールは明かしている。ホリー・スミスは「誠実であること」と言っている。「言いづらいことをぶちまけて、相手がそれを受け止め、理解してくれることを願うこと」。このスミスの助言を、エリン・マギーはこう言い換える。「セックスして、またセックスして、もっとセックスするの」
『Changers』のショーは、後日ここで紹介する。