Photography Mitchell Sam

Ashley Williamsが創造した『クルーレス』な異端世界

Ashley Williamsの2018年秋冬コレクションにまつわるあれこれ。

by Felix Petty; photos by Charlotte O'Shea; translated by Aya Takatsu
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27 februari 2018, 9:38am

Photography Mitchell Sam

今シーズンのAshley Williamsの招待状はクリスタル。昨シーズンは燻した枝だった。プレスリリースには、ジュリアン・コープ、ブルー・パール、ザ・KLF、ユタ・セインツ、ザ・レヴェラーズを交えた夢のディナーからの引用に加え、母なる地球、民話、ドルイド、夏至、異教徒について述べられていた。ハッピーなアシュリーはクォーターライフ・クライシスに陥ったのだろうか? それとも、若きデザイナーが“ちゃんとしたオトナ”になる転換期を迎えた? オトナになる重責と闘っているのだろうか? もしくはヒッピー主義に逃げ道を求めている? みんなが欲しがる、ラブリーで素晴らしいグラフィックやスローガンが散りばめられた完璧な服を一生つくり続けられるだろうか?

若きデザイナーであるアシュリ─ ─彼女が卒業したのは2012年だが、ファッション界の時間の流れから見るとはるか昔のことのように感じられる──は、一風変わった自分探しの時期に差しかかったようだが、それでもその本領を発揮している。コレクションは素晴らしく、私たちが愛するAshley Williamsの世界がすべてそこにあった。つまり、クォーターライフ・クライシスなんかではない。自分探しのために自然に帰り、ザ・レヴェラーズを聴くことを良しとする時期なのだ。

魔女的、セクシー、パンキー、ガーリー、グラム、そして面白み。Ashley Williamsにお決まりの言葉はすべてそろっていた。『クルーレス』のシェール・ホロヴィッツがゴスになったりキャンプファッションをしたりするような感じだ。つまり、タイダイ、ヒョウ柄のダンガリー、フリース、バケットハット、チェックのスーツ、花柄フリル、紫のヒモ、アニマル柄、シアーなレイヤード、目を見張るようなプリント柄やレディ風のドレスが並んでいたのである。最高に良かったのは、もちろん、セックス柄の施されたふたつのシアーなレース付きトップスだ。

This article originally appeared on i-D UK.