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      news Yuuji Ozeki 19 January, 2017

      「Malformed Objects - 無数の異なる身体のためのブリコラージュ」展

      森羅万象に付与された多面性を一つひとつ自律させることで見えてくる世界について考えるエキシビション「Malformed Objects - 無数の異なる身体のためのブリコラージュ」が1月21日(土)よりスタートする。

      コンテンポラリーアート専門のギャラリー、山本現代で1月21日(土)から上妻世海キュレーションによるグループ展「Malformed Objects - 無数の異なる身体のためのブリコラージュ」が開催される。今回、上妻のキュレーションとしての制作を動機付けているのは現代社会に対する違和感だ。情報空間と物理空間が入れ子状となり、フィードバックループの中で繰り返し主客を入れ替えながら相互生成している複雑で新しい社会が形成されている一方で、近代的な枠組みで世界を認識しようとしている人々が根強く居ることで生じる齟齬に対して疑問を投げかけた。

      本展では、その複雑な状況下で共同性に向き合うため、展覧会において来場者が展示を観察・閲覧するといった従来の鑑賞者本位の概念を覆した形式を採用した。彼らを主観的な枠組みから外しフラットな立場にすることで得られる体験に主眼を置いたエキシビションとなっている。上妻が11名のアーティストと対話を重ねて生み出された作品群と空間を舞台に「来場者への指示書」と題された案内がなされ、「モノ、情報、人間」が同一の水準で予期された目的の外側にあるフォルムや色彩、濃淡、機能、目的などを転用し合いながら、展示期間中来場者の「身体」を変容させ複数化していくための「トークイベント」「相互制作」「ワークショップ」などを連続的に開催。人間をはじめとしたありとあらゆるものに主体性や自律性を認めたとき、それらによって構成された共同体での立場や相互的な関係によって新たに生み出される複数の視点・世界を考察していく。と同時に、"今"という時間軸が過去や未来へと折り返されていることへの気づきも得られるであろう。

      YAMAMOTO GENDAI
      「Malformed Objects - 無数の異なる身体のためのブリコラージュ」
      会期:2017年1月21日(土)~2月25日(土)
      開廊時間:11 : 00 - 18 : 00(火・水・木・土) 11 : 00 - 20 : 00(金)日・月・祝日休廊
      会場:山本現代
      キュレーション:上妻世海
      出展アーティスト:池田剛介、urauny、大和田俊、木内俊克、篠崎裕美子、高田優希、永田康祐、平野利樹、松本望睦、三野新、涌井智仁

      イベント
      2017年1月23日(月)19:00-21:00
      平倉圭氏×三野新×上妻世海 「オブジェクト時代における身体のレディメイド」
      会場:DOMMUNE

      2017年2月6日(月)19:00-21:00
      清水高志氏×上妻世海「畸形化するオブジェクト ― モノ、ネットワーク、交差交換」
      会場:DOMMUNE

      2017年2月16日(木)18:00-20:00
      梅津庸一氏×上妻世海 「パープルーム、前物語としての時空間 ― ゲル状の実在性と解釈としての物語」
      会場:山本現代

      2017年2月20日(月)19:00-21:00
      木内俊克×平野利樹×松島潤平氏×上妻世海「新しい実在性の中における建築と美術」
      会場:DOMMUNE

      Credits

      Text Yuuji Ozeki

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      Topics:news, art, yamamoto gendai, malformed objects, dommune

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