新型コロナウイルスを「音」にしたらこんな感じ

マサチューセッツ工科大学の研究者がソニフィケーションによって、新型コロナウイルスが「音」に変換された。

by Frankie Dunn; translated by Ai Nakayama
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14 May 2020, 5:23am

今や、誰もが新型コロナウイルスがどんな〈姿〉かは理解していることだろう。しかしその〈音〉はどうだろう?

止まらない咳や苦しい呼吸音の話ではない。ウイルスのスパイク蛋白質の構造を、ソニフィケーション(可聴化)という技術を使用し音楽で表現するのだ。そうしてマサチューセッツ工科大学の研究者たちは、実に美しい作品を生み出した。

ひとつひとつのアミノ酸を音符として置き換え、それぞれのスパイク蛋白質に別々の楽器を振り分ける。アルゴリズムを使いレイヤーを重ねて構築された楽曲は、ビョークの作品だといわれても納得するような仕上がりだ。

各アミノ酸が対応する音符の音量や、音価で表現されて旋律となる。琴が奏でる旋律で幕を開けると、徐々にベルやフルートの音が重なっていく。振動準位も音となり、蛋白質の階層構造が投影された多層的なメロディーと共に鳴る。

新型コロナウイルスのパンデミックのせいで家にこもらざるを得ないときのBGMが〈ウイルス〉というのも変な話だが、聴いてみれば、批判するのもバカらしくなるくらいに不思議と落ち着く。在宅勤務のお供におすすめだ。

This article originally appeared on i-D UK.

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